東京都内の新型コロナウイルスの感染状況などを分析・評価する「モニタリング会議」が開かれ、専門家は、警戒のレベルについて上から2番目の表現を維持したものの、新たな感染の確認などが「高い水準のまま増加している」と指摘し、警戒が必要だと呼びかけました。 会議の中で国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、都内の感染状況について、「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」と評価しました。 4段階ある警戒のレベルのうち上から2番目の表現で、この表現を維持するのは6週連続です。 ただ、新たな感染の確認は、14日までの7日間平均で181人ちょうどと前の週のおよそ162人から増加しています。 大曲センター長は、新たな感染の確認と感染経路が分からない人の数が「高い水準のまま増加している」と指摘し、経済活動の活発化や新たなクラスターが複数発生することによるさらなる増加に警戒が必要だと呼びかけ