次世代半導体の国産化に向け、ベルギーの研究開発機関と協力の覚書を交わした「Rapidus(ラピダス)」の小池淳義社長(中央)。右は西村康稔経済産業相=2022年12月6日午後、東京都千代田区 - 写真=時事通信フォト ■なぜ「日の丸ジェット」は実現できなかったのか 三菱重工業が2月7日、国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発中止を発表した。開始から15年。航空会社への納入予定を6回も延期した末の撤退だ。国内外の航空会社から300機近くを受注しており、その後始末にも追われる。鳴り物入りで始まった「日の丸ジェット旅客機」の夢は、なぜついえたのか。 【この記事の画像を見る】 「MSJ」というよりも、2019年まで使われていた名称「MRJ(三菱リージョナルジェット)」のほうが、なじみ深いかもしれない。 2008年3月、三菱重工が子会社「三菱航空機」を設立し、ジェット旅客機「
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