能登半島地震の発災直後に石川県輪島市や珠洲市などを管轄する消防本部の指令システムに不具合が生じ、出動の指令を出す操作ができなくなっていたことがわかりました。 当時、消防本部で対応できる件数を大幅に超える救助要請が殺到していて、対応にあたった職員は「指令を出せない状況が続き、緊急車両をすぐに向かわせることができなかった。道路状況も悪く、多くの命を助けたいのに何もできないことが歯がゆかった」と振り返りました。 鳴りやまない119番通報 想定外の事態が 奥能登広域圏事務組合消防本部の指令センターでは、管轄する輪島市と珠洲市、能登町、穴水町の2市2町からの119番通報を一括して受け付け、それぞれの地域を担当する9つの消防署や分署に消防車や救急車を出動するよう指令を出しています。
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