東京都議選の選挙期間中の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」と発言した問題をめぐり、稲田朋美防衛相は4日午前の閣議後会見で、都議選で自民党が惨敗した責任について「大変厳しい結果を厳粛に受け止めている」と繰り返した。党内で稲田氏の更迭を求める声が強まっているのを意識してか、反省の姿勢をアピールする「厳粛受け止め」大臣に様変わりした格好だ。 稲田氏は会見冒頭、この日午前の北朝鮮によるミサイル発射について、事務方が用意したペーパーを手に「防衛省・自衛隊としては大臣指示に基づき、情報の収集、分析、警戒監視に全力を……」と読み上げた。その後、記者団から都議選の結果について問われると、「厳粛に受け止めている」と硬い表情で答えた。その後は相次ぐ質問に同じフレーズで答え、「厳粛受け止め」と5回繰り返した。 稲田氏が「厳粛受け止め」を…