国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が公表した「パナマ文書」の中に、映画『ハリー・ポッター』シリーズなどで知られる女優のエマ・ワトソンの名前が含まれていることが明らかになった。彼女のスポークスマンは、同書類に記載されている名前はエマ本人のことを指していると認めている。 【写真】少女だったころのエマ・ワトソン 「パナマ文書」とは、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した内部情報。同事務所を利用し、意図的に所得税や法人税を極端に下げているタックスヘイブン(租税回避地)の国と地域に設立された21万社以上の法人名と、その会社に関連する個人名が記載されている。脱税とは異なり、タックスヘイブンによる“課税逃れ”は違法ではないが、同文書の中には世界各国の首脳や富裕層の名前も多く含まれており、税を正しく納めている人々に対して、高額所得層や公人が租税回避目的でタックスヘイブンを利用して