イタリアの豪華客船座礁事故で、過失致死や船舶放棄などの疑いで拘束されたフランチェスコ・スケッティーノ船長(52)が、下船直後に80歳の母親へ電話し、「乗客を救うため頑張った」などと話していたことが分かった。AP通信がANSA通信の報道として伝えた。 それによると、船長は下船後、午前5時に母親へ電話し、「ママ、悲劇が起きた。だけど落ち着いて。僕は乗客を救うため頑張った。少しの間、ママには電話できないだろう」と話したという。 船長はイタリア南部ナポリ地域の町メタ・ディ・ソレントの出身。町はイタリアのフェリーやクルーズ船の船長が多く出ている土地という。船長の兄弟も船員であり、船長は彼とも船で何が起きたかについて話したがっていたという。乗客より先に避難の船長に帰船促す イタリア豪華客船座礁で沿岸警備隊