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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (23)

  • iPadにマンガを入れてみた: たけくまメモ

    インターネット上に著作権の切れた書籍(主に小説)をすべてテキスト化して無料公開している「青空文庫」という有名サイトがありますが、これをiPhoneiPadで読むための「i文庫」というアプリがあります(iPad用はi文庫HD)。アプリ自体は有料(iPhone用が300円、iPad用が700円)なんですが、一度入れてしまえば、夏目漱石や芥川龍之介など、青空文庫に登録されている死後50年を経て著作権(著作財産権)が消滅した小説データを、何冊でも無料ダウンロードして読むことができます。 実はこのソフト、自分でpdfファイルを登録して読むこともでき、当然マンガ閲覧にも対応しています。iPad上で、まるで紙のをめくるようにしてマンガを読むことができるのです。 上の写真のように指の腹でパネル上を軽く撫でるだけで、ページをめくることが可能です。iPadの場合、デバイスを縦にすれば雑誌サイズとほぼ同じ大

  • それでも出版社が「生き残る」としたら: たけくまメモ

    http://www.apple.com/jp/ipad/ ↑appleiPad」公式 ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。 さて、かねてから電子出版による「個人出版支援」に力を入れているアマゾンやアップル、ソニー(の米国法人)といった企業は、自社と出版契約を結んだ著者に対して、「印税35%を支払うぞ、いやうちは50%支払う、それならうちは70%だ」という具合に、「印税率競争」をヒートアップさせて著者を引き込もうとしています。日では印税率は通常8~10%

  • 就職しないで生きるには: たけくまメモ

    ↑就職しないで生きるには(上の図版は旧版。現在刊行中の表紙は色が違っているが中身は同じ) レイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』は、1979年にアメリカで初版が出版され、81年に晶文社から日語版が刊行されました。今なお現役で刊行されている大ロングセラーであります。 俺は最初の邦訳刊行時に読んだんですが、81年といえば、俺が20歳から21歳にかけての年であります。まだ20歳だったこの年の春、俺は学校を中退して、家出したのでした。それからしばらくはホームレス状態が続き(最初の半年は物のホームレス。野宿こそしなかったが友達のアパートを転々としていた)、お先真っ暗な状況だったのですけど、そういう時に、屋でこのを目にしたのでした。俺の心情そのままのタイトルは、衝撃的でした。 書を一言で説明するなら、「ドロップアウトした人のための“起業のすすめ”」であります。ドロップアウトを直訳す

  • 竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編): たけくまメモ

    これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので

  • 須賀原洋行氏のご批判について(2): たけくまメモ

    須賀原氏のもうひとつのエントリ「たけくまコメントへの反論」(→★)を読むと、須賀原氏と私の一致点および相違点が、よりはっきりしてくると思います。 《既存の出版社によるマンガ出版システムは限界にきているのだろうか。 私はそうは思わない。 地球規模でのエコの問題、そして、それに伴って地球規模で産業構造が転換期を迎えていて、さらには金融資主義で無茶をやるもんだから経済不安が加速して世界的な不況になっており、それが日のマンガ出版界にも大きな悪影響を与えているのは確かだ。 しかし、これは紙に代わるマンガ向きの簡易な電子メディア(媒体)が生まれれば、少なくともマンガ出版界の不安は一気に解決に向かうと思う。 ちょっと前にこのブログでも書いたような、有機ELなどを使った持ち運びが簡単な電子ペーパーなどである。 A5くらいの大きさで、ペラペラの紙のようなディスプレイ。 それとiPodのような小型軽量のマ

  • 人生の「節目」について: たけくまメモ

    ちょっと今、久しぶりに原稿の締切に追われている最中でして、しばらく更新は控えめになります。といっても、「更新を3日以上空けない」というのがこのブログで自分に課した「掟」でありまして、過去4年間に、3日以上空けたことは脳梗塞での入院期間を除けば、たぶん数回しかないはずです。 当は2~3日空けることも俺としては不意なのでして、できれば毎日更新したいところなんですが、実際問題なかなかそうも行きません。特に今回のように、雑誌の〆切りが入った場合には。 しかしこの春からは京都精華大学での教師業が格的に始まりますし、従来からの多摩美の非常勤講師も引き続きやりますので、昨年の春くらいから、フリーライターから大学教師業に仕事パターンをシフトするべく調整を続けて来ました。 別に25年間続けていたライターを引退するというわけではないのですが、仕事のパターンが激変しますので、「雇われ文筆家」としての仕事

  • パンダとポニョ(3): たけくまメモ

    ←鳥山石燕『画図百鬼夜行』より (※前回から続く) ところで、以前のエントリ(→★)でも書きましたが、ポニョは「さかなの子」と主題歌で歌われているにも関わらず、とても魚には見えないという問題があります。どちらかといえばそれは、江戸時代の画にある妖怪の人魚にしか見えないわけです。(左図) ←人魚図 江戸時代の瓦版 笹間良彦『図説・日未確認生物事典』より しかし、主人公の宗介はポニョを見て開口一番「あ、金魚だ」と言いますし、お母さんのリサも、保育園の友達も「可愛い金魚」と言います。このことから、私たち観客は、これは人間のような目鼻がついており、髪まで生えていてどうも金魚には見えないけど、そこは「マンガのウソ」というやつで、こう見えても金魚なのだろう。金魚に違いない。と、うっかり考えてしまいます。 それはあたかも、二足で歩いて人間の言葉をしゃべるミッキーマウスを見て、とてもネズミには見えない

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    a2ps 2008/08/11
  • パンダとポニョ(1): たけくまメモ

    日はまず『カンフー・パンダ』について書きたいと思います。先日、俺はこの作品について「見る気が起きない」ということをうっかり書いてしまいましたが(→★)、その後いろいろな人から「結構面白いですよ」とのご指摘があり、思い切って見ることにしました。 結論から言えば、見てよかったです。映画として面白かったことはもちろんですけど、それ以上に、『ポニョ』という作品を考えるうえでも『カンフー・パンダ』は見ておいてよかったと思いました。どういうことかといいますと、あらゆる側面から考えて、『パンダ』と『ポニョ』は正反対の場所に位置する作品だと思うからであります。 かつてレオナルド・ディカプリオが記者会見の席上、自分が出演した映画の話そっちのけで『千と千尋の神隠し』を絶賛したことがあります(横にいたスピルバーグ監督まで『千尋』を絶賛)。このときのレオ様の言いぐさが 「まるで別の惑星で作られた映画を見ているか

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    a2ps 2008/08/10
  • パンダとポニョ(2): たけくまメモ

    (※前回からの続き) なぜ宮崎駿に限って例外的な映画作り(極端な作家的独裁)が許されるのかといえば、もちろん大ヒットするからであって、それ以上でも以下でもありません。しかしなぜヒットするのか、その理由について、俺はこれまで納得のいく説明を読んだことがありません。絵が綺麗だとか、動きが素晴らしいとか、高いテーマ性があるからとか、音楽がいいとか、いくらでも説明はあるのだけれども、それだけが理由だとは、どうも思えないのです。 なぜなら宮崎アニメ以外にも、高いテーマ性をもっていたり、映像や音楽が素晴らしい作品はいくらでもあるからです。もちろん宮崎駿が天才であって、高い芸術性と娯楽性を併せ持った巨匠だということは分かっています。そんなこと、小学生でも知っている。しかし、具体的にどこがよくて、何がヒットの原因なのか説明しろと言われると、とたんによくわからなくなるのです。 宮崎アニメについては昔から言わ

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    a2ps 2008/08/10
  • 竹熊さん、インターネットはヤバイですよ。: たけくまメモ

    えーと、地デジ話の続きです。テレビ局や管轄官庁のお役人たちは、国民が「テレビを見なくなる」可能性をまったく考えてないのでしょうか。たぶん、ないんでしょう。しかしネットが発達している今、テレビから情報を得る必然性は相対的に低くなっているのは確かですよね。 もちろん「地下鉄サリン事件」クラスの大事件が突如発生したら、俺も即行でテレビをつけて、映像で確認したいと思うでしょう。13年前のサリン事件のときは、俺は朝のワイドショーを見ていてあの映像が飛び込んで来たので、テレビによっていきなり「体験させられた」わけですけど。 でも、そこまでの出来事は何年に一度しかありませんしね。しかも今は、たぶん1時間としないうちにネットに映像がアップされる。 インターネットがなかったら、俺がこんなエントリを書くことはたぶんなかったでしょう。 出版や放送を含め、インターネットはあらゆるメディアの「既得権益の構造」を破壊

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    a2ps 2008/07/31
  • 宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢: たけくまメモ

    昨日の土曜日、宮崎アニメの新作『崖の上のポニョ』を見てきました。一応、ネタバレにならない範囲で感想を書きますと、見たことがない種類のアニメーション映画でした。アニメーションとしても映画としても、似た作品を俺は思い当たらないし、過去のどの宮崎アニメとも似ていません。 もちろんキャラクターとか、ディティールの演出やセリフはいかにも「宮崎駿」なんですよ。確かに宮崎アニメに違いないが、見ている最中の「違和感」は、これまで感じたことがないほどのものです。まるで、はっと気がついたら父親が人間モドキに変わっていたような感じ。 『魔女の宅急便』を試写で見たときに、それまでの宮崎アニメと雰囲気が違うので少しとまどったことがありますが、二度目に見たときには大好きになりました。『ポニョ』も複数回見れば、印象が変わるのでしょうか。たぶん、そうなのでしょうが、今度ばかりは「理解した」と思えるまでに時間がかかるかもし

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    a2ps 2008/07/20
  • 今回の「サルまん」連載中止について: たけくまメモ

    以下書くことはあくまで竹熊個人の意見であり、相原コージ氏や編集部の見解とは異なっていることをご注意ください。 まずは、主として俺のワガママで連載中断の事態に至ってしまったことを、ここまで愛読していただいた読者の皆様・連載関係者の皆様には深くお詫び申し上げます。「作者の都合で一方的に連載中止するなんて無責任だ」との批判があることは承知していますが、俺としては、もはや失敗作であることが自分には明らかとなった連載を、このまま続けることに意義が感じられず、そっちのほうが読者に失礼ではないかと思ったということです。 「そこをなんとかするのがプロだろう」と言われれば返す言葉がありません。しかし『サルまん』は相原君と俺の共同作品であることが大前提であり、にもかかわらず両者の作品に対する方向性に違いが生じて、もはや話し合いでどうにかなるレベルを超えてしまっていたということであります。批判は、甘んじて受ける

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    a2ps 2008/06/16
  • 【業務連絡】レイアウト変えてみました: たけくまメモ

    ←旧たけくまメモ 「たけくまメモ」のレイアウトを3段組から2段組に変更してみました。 携帯でこのブログを見たときに、左のサイドバーが最初にえんえんと表示されてしまって見苦しかったからです。PCで見ている人からも、「竹熊のブログは画像がやたら重くて見づらい」と不評でしたので、思い切って2段組にしてみました。これからもおいおい変えていくつもりですが、ご意見あればコメント欄にでもお寄せください。 ◎このエントリヘコメント→★ ◎掲示板トップへ→★

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    a2ps 2008/05/07
  • 【業務連絡】そろそろ生き方を変えます(希望): たけくまメモ

    また例によって締切関係が重なってきました。のっぴきならない締切も迫りつつあり、巻きを入れるため、しばらく更新が滞るかもしれません。こんなこと書くのはもう何回目だろう。 まあブログの更新なんてどうだっていいんですが、業の締切が来るたびに、こういう胃が痛む思いをするのはいいかげんなんとかしなくてはなりません。脳梗塞になる以前、ブログも始める前から周囲には「仕事がいやになったから50歳で引退する」と冗談半分で漏らしておりました。その50歳になるのもあと2年とちょいであります(今年の8月末で48歳)。 いざ50を目前にすると、さすがに「引退」を宣言するのはちょっと早いかもと怖じ気づいてきます。まだこの世界でやり残したこともあります。ですので、少し穏便な表現をとって「そろそろ生き方を変えます」と宣言しておきます。具体的にどう変えるのかは、「たけくまメモ」をお読みくださればそう遠くない時期になにか書

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    a2ps 2008/05/07
  • 軽く途方に暮れています: たけくまメモ

    抽象的な話ですみません。ある問題があって、それに対してこうしたらどうだろうかと解決策を思いつき、途中まではそれでうまく行ったと思っていても徐々に問題の質が姿を現して、はっと気がついたらのっぴきならない状況に陥っており途方に暮れることってありますよね。 当初の問題が解決したと思ったら、別の新たな問題が出てきて、しかもそれが実は最初から内在していたがなんとかなるだろうと不当に軽く見ていた問題だったりして、なるほど結局こういうことになるのか、やはり最初に引っかかった問題は最初の段階で徹底的に取り組むべきであったと己の不明を恥じたり。 世の中難しい。なんのことだかわからないと思いますがまあこういうことが書きたくなる夜もあるということで。 世にある失敗というものは、事前の見通しの甘さから来る。世の中勢いだけでなんとかなることも確かにあるわけですが、なんとかなるだろうと思っていてもそれは微かな不安を

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    a2ps 2008/03/31
  • オタクはいつから差別されていたのか?: たけくまメモ

    以前から疑問に思っていたのですが、最近それが再び話題になり、みなさんに聞きたいこともあってエントリしてみます。 それは「オタク当に差別されていたのか?」「差別されていたなら、それはいつ頃からか?」という疑問であります。 こないだの月曜日にやったロフトのイベントで、会場の参加者から壇上の我々に向かって質問がありました。どういう発言だったかディティールを忘れましたが、オタク差別に関する内容でした。どなたか補足してくだされば幸甚です。 それを受けて東浩紀君が 「確かにオタクは差別されていた。それは認めよう。でもオタク差別といっても、女性差別や人種差別のような差別とは違う。よくオタク遺伝子というものがあって、世界のどこへ行ってもオタクはすぐにわかるという議論があるけど、当にそんな遺伝子なんてあるのか」 というような発言をしたんですよ(※記憶で書いてます。間違いがあれば訂正します)。 「オタク

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    a2ps 2008/01/27
  • 新年そうそう忙殺されて: たけくまメモ

    大変なことになっております。当は暮れのコミケで伊勢田勝行監督にお会いした話とかいろいろ書きたいこともあるんですが時間がとれません。なにしろ年明けそうそう多摩美の学生作品の講評と成績つけ、そして「サルまん」の締め切りが迫ってきております。10日過ぎまでこんな調子ですが申し訳ありません。 昨年、新しい仕事でいい話があったんですが今年は連載に集中しなければならないので、とりあえず延期しました。サルまん公式ブログも更新が滞っていますが、これも単純に手が回らないためです。こっちもなんとかしなければ。ブログ更新も連載の一部だと俺は思っているんですが、実際にはそれ専門で人でも使わないとなかなか厳しいことを、今になって悟りました。 当はブログ専門のアシスタントをやといたいところなんですが、まだ給料払う余裕がありません。来年以降に延期した「いい話」が実現すれば、たぶん可能なんですが。ちょっと具体的に何か

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    a2ps 2008/01/07
  • クリプトン伊藤社長の「態度」: たけくまメモ

    またぞろ「初音ミク」界隈が騒がしくなってますね。この前もグーグル検索で初音ミク画像がいきなり表示されなくなったり、ウィキペディアの初音ミクの項目での著作権侵害疑惑で、ややこしい騒動が起きたりしたばかりですが、今度はニコニコ動画に絡んだ問題ですよ。 騒動は今月頭からみたいですけど、騒ぎが大きくなったのは昨日みたい。俺はこの件ではネット見てなかったので今日気がつきましたよ。とっくに2ちゃんねるのニュース速報+などではスレッドが乱立して祭り状態になってます。出遅れてすいません。 とりあえずわかっているのは、クリプトンの社長と「ニコニコ動画」を運営しているニワンゴの親会社であるドワンゴが、「契約した・しない」「オリジナル曲作者に使用許可をもらうのはどちらだ」「ドワンゴは、勝手に初音ミクをJASRACにアーティスト登録するな」みたいなことで揉めているということです。 この事件、論点が多岐にわたって結

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    a2ps 2007/12/23
  • 脳梗塞一周年: たけくまメモ

    うっかりして更新が一日ずれてしまいましたが、これ書いている現在(11月30日午後11時50分)、俺が脳梗塞で倒れて入院してちょうど一年目になります。 だからどうした、と言われそうですが、個人的にはたいへん貴重な体験でしたので、ついこうしてエントリをしたためておる次第。いやあ、生きているからブログなど書けるわけでして、生きててよかったです、個人的には。 倒れたときはまだ脳梗塞の初期症状だったので、何事もなければ以前と変わりないままクリスマスには退院できたはずでした。ところがクリスマス前に実施した脳血管の撮影検査で、脳内に造影剤を注入したら、普通は大丈夫なはずなのに「非常にまれな悪影響」が出てしまって、今度こそ死にかけました。運が悪かったですが、なんとか生きて社会復帰できましたので、細かいところに目をつぶれば運がよかったのかもしれません。 昨年暮れにはオシム監督のように生死の境をさまよって、し

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    a2ps 2007/12/02
  • 独学に勝る勉強はない(2): たけくまメモ

    前回「独学に勝る勉強はない(1)」を書きましたところ、当コメント掲示板はじめ「はてなブックマーク」その他で反響が続出しまして、想定外のことで驚いております。別に挑発するつもりは毛頭なかったのですが、最後に「俺、高等学校は不要なのではないかということを、実はもう25年くらい前から考えてて」なんてことを書いたのが一部に議論と批判をまき起こしてしまったようです。 確かにこれは舌足らずな表現でしたので、お詫びの上一部訂正します。俺にとっての高等学校は、こと「文部省が決めた勉強」に関する限り、ほとんど無意味なものだったんですが、もちろん意味があったと思っている人も大勢いるでしょう。俺にとっても、勉強以外の部活動とか友達づきあいなら、確かに意味はありました。その人から勉強を教えてもらったわけじゃないんですが、人間的に影響を受けた先生もいましたしね。したがって「科目の勉強」以外では中学高校は俺にも意味が

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    a2ps 2007/11/29