三陸鉄道(望月正彦社長)は1日、電動アシスト自転車を貸し出す「レンタサイクル」事業を久慈駅(久慈市)と普代駅(普代村)で始めた。観光客や地域住民らの駅周辺での活用を見込む。 セレモニーが同市中央の久慈駅前で行われ、橋上和司久慈駅長は「交流人口拡大により被災地の復興をけん引したい。地域との触れ合いを楽しんでほしい」とあいさつした。 自転車はパナソニックサイクルテック(大阪府)の協力で、両駅にそれぞれ6台ずつ導入。各年代に乗りやすい小型サイズで、上り坂でも軽快に走られる。料金は1日500円。両駅の観光案内所で、申し込みできる。 久慈駅から、NHKドラマ「あまちゃん」のロケが行われた久慈市宇部町の小袖漁港までは約10キロ。 【写真=駅周辺の観光などを楽しむために導入された電動アシスト自転車】 (2014.5.2)
「あまちゃん」放送 台湾のTV 久慈を取材 海女の素潜り漁の舞台を紹介する台湾ケーブルテレビ局のリポーター。中央は岩手県の観光PRキャラクター「うにっち」 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」を放送している台湾のケーブルテレビ局「ビデオランド(緯来電視網)」が、正月番組の取材のため、あまちゃんのロケ地となった岩手県久慈市を訪問した。 県の担当者が同行し、撮影スタッフやリポーターら女性5人が12日までの4日間、海女の素潜り漁の舞台、小袖海岸などを撮影。日本語で「じぇじぇじぇ」と言いながらの現地リポートや、大阪からの観光客にインタビューをしていた。台湾では、じぇじぇじぇを「接接接」と書くという。 取材は岩手県を紹介する観光PR番組用で、責任者の郭瓊芬さん(45)は「あまちゃんは台湾でも人気。番組が岩手や東北を観光するきっかけになってほしい」と話していた。 取材チームは三陸鉄道や平泉町の中尊
久慈市は久慈駅前にイベント広場を整備し、駅前ビルなどを撤去する方針を決めた。同ビルはNHKドラマ「あまちゃん」で「北三陸市観光協会」が入る施設として映し出され一躍脚光を浴びたが、40年以上前に建てられ老朽化が著しかった。あまちゃんファンらから惜しむ声が上がりそうだ。 市は22日開かれた市政調査会でビル撤去を含む第2期中心市街地活性化基本計画の素案を示した。市によると「広場」は久慈駅西側の同ビル跡地や南側の旧久慈物産市場に広がる約7200平方メートルに整備予定。久慈秋まつり前夜祭などのイベントスペースとして活用し、普段は観光バスの乗り降り場にもなる。 ビルを所有する久慈駅前ビル協同組合(斎藤憲次代表理事)によると、老朽化により水漏れや電気関係の支障が出ている。テナントに入る事業者も少なく、斎藤代表理事は「街の活性化とビルの老朽化という利害が一致するため、協力したい」と計画策定への理解を示す。
久慈市山根町の新山根温泉振興協会(畠山俊郎理事長)は、地域の伝統食・焼干しイワナを使った「岩魚(いわな)らーめん」を開発した。同協会が運営する新山根温泉べっぴんの湯(同市山根町)で10日開かれる「べっぴんの湯まつり」で提供。麺の商品化も検討しており、伝統食材を使った地域のPRにつなげる。 岩魚らーめんは麺に焼干しイワナの粉末を練り込み、スープのだしにも使用。シンプルだが、魚だしが効いた味わいが特長だ。 商品開発は昨年度から、市の委託による地域力拡大実践事業として取り組む。同協会は伝統食の保存や地域の未利用資源の活用に積極的で、今年は地域の保存食である焼干しイワナの新たな調理法を試みた。 焼干しイワナはかつて煮干しの代わりのだしなどとして使われていたが、現在は山根町の一家庭でしか生産されていない。量は少ないが、同協会ではまつり後の麺の販売を検討している。 【写真=イワナや桑の実を使った料理。
岩手県久慈市では、三陸鉄道の「秋のさんてつ祭り」が開かれ、ことしはNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」にちなんださまざまなイベントが行われました。 「秋のさんてつ祭り」は、三陸鉄道が毎年、この時期に開いているもので、ことしは「あまちゃん」のロケ地にもなった久慈市の2か所を会場に行われました。 このうち久慈駅前の会場では、三陸鉄道が先月募集した「あまちゃん」の一場面を描くイラスト、“あま絵”コンテストの審査結果が発表されました。 およそ150点の作品から主人公のアキを描いた「おらたち熱いよね」と題した盛岡市の野田光弘さんの作品が最優秀賞に選ばれ、表彰式が行われました。 また、三陸鉄道の車両基地の会場では、「潮騒のメモリーズ」のアキとユイが歌を披露した「お座敷列車」を再現した車両が公開され、訪れた人たちが写真に収めていました。 このほか、レール上の車両を3メートル引っ張って動かすイベントも行わ
「潮騒」の余韻消さない あまちゃんロケ地の久慈関係者 「あまちゃん」の放送期間中、前年比30倍の観光客が訪れた久慈市の小袖海女センター NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が9月末に終了し、メーンのロケ地となった岩手県久慈市の観光関係者が「あまちゃん効果」をいかに持続させるかに知恵を絞っている。「あまちゃんハウス」の開設などで、観光客がドラマの余韻に浸れる工夫を打ち出していく。 小袖海岸にある小袖海女センターは、撮影スポットを一目見ようと、多くの人が訪れ、4~9月の来場者は前年の30倍に当たる14万6900人に上った。 海女の素潜り実演は9月末で終了し、人出は一段落したが、今も週末は1日1000人以上が訪れる。仙台市太白区の男性(33)は「放映が終了し、『あまロス症候群』になっていたが、ドラマに出てくる灯台や海を見て癒やされた」と笑顔で語った。 センターは東日本大震災で被災し、今は仮設
久慈琥珀ブランド化へ戦略次々 「あまちゃん効果」業績V字回復 久慈琥珀のアクセサリー商品。「あまちゃん効果」後の販路拡大が課題となっている=仙台市青葉区の久慈琥珀仙台店 琥珀(こはく)商品の製造、販売を手掛ける久慈琥珀(岩手県久慈市)が、新戦略に挑んでいる。東日本大震災で業績が落ち込んだが、久慈市を舞台としたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の追い風もあって本年度はV字回復を達成。ブーム後をにらみ、技術開発や販路拡大を進める。 テレビ放送と重なる中間期(3~8月)の同社の売上高推移はグラフの通り。震災があった2011年度に大きく落ち込んだが、本年度は過去5年で最高となった。 新田久男常務は「『あまちゃん』効果で久慈の知名度が上がり、首都圏でも反応してもらえるようになった」と手応えを語る。 回復基調の業績を維持するため、同社は製法研究に力を注ぐ。 粉末状にした琥珀をプレス加工する新技
「あまちゃん」放送終了後の久慈市をアピールするポスター。デザインは「あまちゃん」のポスターをイメージしている NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の放送や、素潜り実演の終了が重なり、急速な観光客離れが懸念されるため、対策が進められている。 岩手県は今年度補正予算案に、あまちゃん後を見据えた誘客事業費2300万円を盛りこんだ。11月以降、首都圏の交通機関で「あまちゃん」を前面に出した県の観光広告を展開したい考えだ。 県観光課の菅原健司宣伝誘客担当課長は「人気の余韻がさめないうちに手を打ち続けたい」と話す。 久慈市の特産物を販売する「道の駅くじ やませ土風館」は「ドラマの続きは岩手県久慈市で!」と書かれた「あまちゃん風」ポスターを約500枚作成。東北6県などに配る予定だが、「譲ってほしい」との問い合わせが相次いでいる。 ファンが放送終了後に喪失感に陥る「あまロス症候群」を逆手にとり、「療養最適地
ドラマのモデルになった「北限の海女」のみなさんイザリCafeで働くおばちゃんたちとその日出すメニューについて話し合う佐藤茜さん(中央)=徳島県美波町伊座利現役海女の磯田由利子さん(右)と談笑する佐藤茜さん=徳島県美波町伊座利 【伊藤恵里奈】ドラマの舞台となった岩手県久慈市。三陸鉄道の久慈駅構内にある三陸リアス亭の一日限定20食のうに弁当は、朝7時の開店直後に売り切れる人気ぶりだ。久慈駅前にある「駅前デパート」は北三陸市観光協会が入居するという設定で、記念写真の定番スポットになった。 トピックス「あまちゃん」あまラーが見た156話 中でも一番人気は、小袖海岸での「北限の海女」による素潜り漁の実演。小袖北限の海女の会の大向広子会長(53)は「全国各地から観光客がきてくれる」と驚く。市によると、今年7、8月の観光客は約7万6千人で、2010年の約12倍。地元の物産や食べ物を売る露店も並び、ド
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