ここ最近、中国では国をあげて独自技術の研究開発に取り組んでおり(「863計画」と呼ばれる)、その1つとして国産CPUの「龍芯(longxin)」「鳳芯(fengxin)」やデジタル信号処理装置(Digital Signal Processer:DSP)の「漢芯(hanxin)」「同芯(tongxin)」などを開発してきた。そのうちの1つ、漢芯がねつ造されたDSPであることが明らかになり、今中国で話題となっている。 中国独自DSP「漢芯」は何もかもねつ造だった 中国国産DSPの「漢芯」の全モデル「漢芯1号〜漢芯5号」はモトローラのDSPや、他社技術の流用であったというねつ造が発覚した。舞台となった江沢民前国家主席を輩出した名門の上海交通大学の中国語サイトにこれについての調査結果が発表されているが、5月19日現在、同大学の英語サイトでの発表はされていない。 事件発覚後、研究の主導にたった上海交
![中国版「黄教授論文ねつ造事件」が発覚--中国メディアや市民の反応は?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8dc386f643029b7fd6099ec94e22c184e7aff73f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2010%2F12%2F13%2F13013ef6669dada8ba5b1a2b6c7c8b74%2Fmedia%2F2005%2Fchina%2FchinaIT_170-110.jpg)