筆者は、明和電機のデビュー当時から彼らのプロダクトやライブショウには注目している。発売後すぐに彼らの工業性を不動のモノにした超有名な「魚コード」(ナコード:魚の骨型電源延長コード)を購入したのは言うまでもない。ご存じの方も多いだろうが、太刀魚の骨のような延長コードは、部屋やデスクトップで使うには迷惑この上ないパーツなのだ。机上で使うのならまだ我慢もできるが、間違ってもリビングの床などで使うことはお薦めできない。うっかり消灯した部屋に入り込んだ時に間違って素足で魚コードを踏んだりすると致命的な痛さを味わうこととなる。 そんな、あまり役に立たないけれどユニークで面白い製品を続々と開発・販売している明和電機が満を持して発売解した製品が「ガチャコン」だ。 今やどんなに安物でも、リモコン装置の付属していないテレビなんてモノはこの日本に存在しないと思うが、1980年頃までのテレビは、まだまだその多くが