昨日の温家宝・中国首相の国会演説は、いかにも中国らしいというのか、何だかとても偉そうでしたね。まあ、そりゃ中国の実質的なナンバー2なわけですから、偉いといえば偉いのでしょうが、ああいう態度は日本人の趣味には合わないなと感じました。イザのブログ上の反応を見ても、あんまり肯定的な反応はないように思います。 でも、感じ方、受け止め方は人それぞれのようで、温氏と会談した創価学会の池田名誉会長は「(演説は)歴史的な大宣言だ。市井の声、多くの人々に感動を与えた。感服した。涙を流して聞いていた人も。不滅の名演説である」と激賞していたそうです。私の周囲には、あれを聞いて感動の涙を流した人などだれもいませんが。むしろ、悔し涙にくれた人なら、探せばいるかもしれません。 それで、実際に国会で演説を聞いた議員たちはどのように聞いたのでしょうか。今朝の産経政治面には、コメントしてくれた議員の一言集が載っています
昨日はあまりに多忙だったので、ブログ更新をさぼってしまいました。本日、ようやく安倍首相の訪米に同行するために必要な書類(身上書、会社の推薦状、顔写真などいろいろ)を出し終わりましたが、来週は査証(ビザ)取得のために米大使館で面接を受けなければなりません。面倒ですが、仕方ないですね。 そういうわけで、寸暇を惜しんで国会議員会館をうろうろしている私ですが、きょうは金曜日の上に、統一地方選の投開票日直前とあって会館内はがらがらでした。でも、興味深い宣伝ビラを入手したので紹介します。それは、「新会員必読」「楽しく学ぶ信心の基本」などと書かれており、DVD、ビデオの購入を勧めるものでした。新会員必見って、何の会員でしょうね? 赤いプルトニウムって、共産国の核爆弾のことでしょうか。どうしてこんなビラが国会議員会館で出回っているのかは分かりませんが、山本リンダさん、TMネットワークの木根尚登さんら著
今朝の産経政治面は、自民党の「日本の前途と歴史教育を考える会」小委員会が、河野談話を是正する新たな談話を出すよう求める提言を、塩崎官房長官に提出する方針を確認したと報じています。この会は、拙ブログで何度か書いたように、中川昭一政調会長が初代会長、安倍首相が初代事務局長というある意味、筋金入りの議員連盟であります。 安倍首相は、これまで国会答弁で、官憲による慰安婦募集の「強制性」について認めた河野談話を、とりあえず政府として継承すると述べた一方、強制連行そのものについては歴代首相で初めて、「なかった」と表明しました。 ただ、メディアでは河野談話継承ということのみがクローズアップされたこともあり、安倍首相自身も談話の修正・文言加筆のたぐいが必要だと感じているようです。中川氏も私のインタビューに対し、談話の見直し検討が必要だと答えました。 迂遠なように見えるかもしれませんが、政府の公式な談
昨日、18日の朝日新聞山梨県版は、来年1月に迫る山梨県知事選に向け、いつもだったら活発に政治活動をやっている山教組の動きが低調であることを報じていました。タイトルはずばり、「山教組、重い腰」。何か、もっと軽快に動けと煽っているような気がしないでもないような…。 腰が重い理由については、前回参院選における(民主党・輿石東参院議員会長のための)選挙資金集めで、県教委から組合員が処分されたことを挙げていました。興味深い記事だったので、ちょっと(おおいに)引用されてもらいます。 《峡北地域の男性小学教諭は最近、自宅の受話器を見るたびに胸をなで下ろす。山本氏の個票(後援会入会カード)集めの動員がまだかからないからだ。 前回知事選で、山教組から課されたノルマは20~30枚。投開票日の3カ月前から、休日返上で親類、知人へ電話をかけ続けた。 選挙終盤には、担任するクラスで個人的に親しい保護者にも声
今回は、記念すべき(?)200エントリ目にあたります。振り返ってみると、くだらないことや危ないことや、あれやこれや書き散らしてきましたが、これからもろくなことは書かないと思います。ともあれ、今後ともよろしくお願いします。 さて、本日は土曜日だというのに、夕刊当番のため朝7時半から会社にいます。それで、明日はゆっくり休むぞと、心に深く静かに誓いつつ、新聞各紙に目を通しました。ふむふむ。そうきたか。やっぱりね…。 昨日は、改正教育基本法と防衛「省」昇格関連法という歴史的な2法が成立しました。ですので、各紙ともそれを大きく扱っていますが、毎度のことながらトーンが違います。予想通りの展開でした。たまには嬉しい「裏切り」もあってほしいなあ。 朝日新聞の社説は、上の2法の成立を合わせて取り上げ、「『戦後』がまた変わった」というタイトルでした。そこまでは私も同じ見方です。さあて、中身はどうかな。…
今朝の新聞各紙は、政府主催のタウンミーティング(TM)の「やらせ質問」などの不手際について、これでもか、というくらいに批判しています。朝日新聞の社説は「こんなショーはいらない」と書き、開催経費が高すぎる点も指摘しています。「安倍政権、薄い危機感」という大きな署名解説記事もありました。 まあ、私も「愚かな話だなあ、行政の無駄遣いはひどいなあ」とは思うのですが、同時に「こんなに大騒ぎするほど大事な問題か」という疑問がはれません。自分でも関連する記事を書いておいて何なのですが、この問題にあまり関心が持てないのです。 毎日の官房長官記者会見では、他社の記者たちが熱心にこの問題を追及していますが、私はつい「ほかにもっと大事なことがあるだろう」と思ってしまいます。ほかに聞くことはないのかと。 そもそも、政府主催の集会について、政府が自らに都合のいいような作為を全く働かせないということがあると、ふ
自民党は昨日、郵政造反組11人の復党を正式に認め、安倍首相は党のホームページに寄せた文の中で、憲法改正を視野に入れていることを表明し、「政策遂行に当たっては、国会における、支持勢力の拡大も重要」であると訴えました。 この判断の是非については、いろんな方が論じているし、私もこれまで何度か意見を述べたので、きょうは触れません。ただ、安倍内閣の支持率が急落したことをもって、政権基盤が動揺しているかのように書くのは行き過ぎだろうと思います。 確かに、産経とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、支持率は前回の63.9%から47.7%まで落ちましたが、それでも5割近くの国民の支持を受けているのです。この数字は、まだまだ歴代内閣の支持率に比べ、十分高い水準にあります。 例えば、同じ産経とFNNの調査をみると、今年7月の小泉内閣の支持率は42.5%でした。これは政権末期の数字としては
昨日はいろいろと忙しかったのと、風邪で頭が朦朧としていたこともあってブログ更新をさぼってしまいました。今も頭が重く体に力が入らないのですが、きょうは夕刊当番のため、仕方なく早起きして会社に来ています。 で、今朝の朝刊各紙をみると、予想通り、郵政造反組の復党受け入れをめぐり、安倍政権を批判しています。社説をみると、東京は「一体だれが納得するか」、朝日は「『刺客』は使い捨てか」、毎日は「『踏み絵』でも筋は通らない」、日経は「自民復党は有権者の理解を得られない」と見出しをつけています。 世論調査をみると、復党反対の方が多いとはいえ、賛成の人も数割いるのに、東京の見出しは強烈です。社説の出だしも「不快で、あっけない復党劇だ」とのっけから不快感を示していますが、東京さんはそんなに熱心に小泉前首相の郵政解散を支持していたかな…。 弊紙はというと、「幅広い支持獲得が肝要だ」とちょっとあいまいっぽい
ここ最近、国会議員会館をうろうろしていると、あの「週刊金曜日」がいろんな議員のところに届けられていました。ふだんは手にとることもない雑誌なのですが、せっかくだからとぱらぱらめくると、表紙には「9条否定で核も持つ タカまる出しの安倍〝軍事〟政権」とありました。ある意味突き抜けた雑誌であります。 よく見ると、それには、発行人の佐高信氏による「政治、経済、宗教等、あらゆるものにタブーのない本誌こそ、みなさん方の最大の武器になるものです。いわば、〝生活必需品〟として、本誌の購読よろしくお願いします」という手紙が添えられていました。拡販の対象として、国会議員を選んだ、ということのようでした。 まあ、国会議員には週刊金曜日に限らず、いろんな雑誌が試読誌として届けられますから、それ自体は珍しくないのですが…。編集委員としてアピール文を書いている一人が、あの本多勝一氏であることに目がつきました。 本
ここのところ、多くのマスコミは自民党の中川昭一政調会長の核発言にばかり注目していましたが、私はむしろ中川秀直幹事長の言葉が気になっています。ありていに言うと、「ああ、なんて変なことを言い出すのだこの人は」という気分です。 テレビはもちろん、新聞各紙もあまり取り上げていなかったようですが、中川幹事長のある、いかにもリベラルな発言について、産経は9日付朝刊の政治面で小さく報じています。以下、引用します。 《◆「左傾化」路線を表明 自民党の中川秀直幹事長は8日、都内で講演し「左の方に懐を深くする自民党でありたい。そういう安倍自民党を作っていきたい」と述べた上で、正規も非正規雇用の処遇均衡化や男女の役割分担の見直しなどの政策を重視していく考えを表明した。保守色が強い安倍政権のイメージをぬぐい去ることで、支持層の拡大を目指していく思惑とみられる。しかし、党内からは「保守層が党から離れかねない」
いじめや学級崩壊、不登校や必修科目の未履修…。山積する教育の課題について、日教組出身の国会議員たちは何をやってきたのでしょうか。私が彼らの活動で気づいたことといえば、慰安婦問題で事実検証を抜きにひたすら騒いだりとか、昭和の日の成立の邪魔をしたりとか、あまり教育そのものと関係がないことばかりのような気がします。 あっ、義務教育国庫負担金の削減には強く反対していました。この点で文部科学省と仲良くやっていたのを思い出しました。カネめの話ですね。 で、今朝の産経は、教育基本法審議や森喜朗元首相へのインタビュー記事など、日教組関係の記事が盛りだくさんです。弊紙でもこれだけ一度に日教組が取り上げられることは、あまりなかったと思います。ようやく日教組の実態に注目が向けられる時代になったのか。 本紙の購読者の皆様はすでに紙面でお読みになったと思いますが、重複をお許しください。森氏は次のように述べてい
きょう、政府は「北朝鮮が核実験を行った蓋然性が極めて高い」という政府見解を発表しました。「えっ、今ごろ?」と思われるかもしれませんが、諸情報を総合してようやく核実験だったことはほぼ間違いないとの判断に達したようです。 日本は日本で航空自衛隊がT4を飛ばして放射能検出などの努力をしていましたが、もともと放射能を検知するためのフィルターもろくに用意されていない状況だったと聞きました。わが国の安全保障は、まことに残念ながら、米国に頼らなければ何もできません。 それにしても、国際社会の反対を押し切ってミサイルをぶっ放し、核実験を強行する国がすぐ近くにあるというのは、本当に恐ろしいですね。ここに至っても、核保有の議論すら許さないという政治家たちは、どういう発想をしているのかと思うと頭がくらくらします。 それはさておき、きょう国会議員会館でもらった在日本大韓民国民団の機関紙、民団新聞(10月25
きょうは日本では、自民党総裁候補の討論会が開かれ、本社政治部の方はそれ一色のようです。北欧の地に何日も(たった4日ぐらいですが)いると、そうした喧噪が懐かしいような、現実感がないような、不思議な距離感を覚えています。実際、遠いんですが。 さて、フィンランド出張もきょうまでなので、本日は9日に当地のホテルで行われた小泉首相と同行記者団の懇談(という形の写真なしインタビュー)の全文を掲載しようと思います。これは映像は撮られていないので、ネットでもソースはないと思います。(ちなみに政治部では、首相や与党幹部らが外遊先で行うこれを「内政懇」と呼んでいます) 質問については、正確にテープ起こし(これがけっこう面倒なのです。こういうときの小泉さんの声はとても小さいし)をしていないので、若干違う言葉だったかもしれませんが、大意は外していないはずです。あしからず(Qは記者、Aが小泉首相です)。 Q
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