米国のNGO(非政府組織)「難民・移民委員会(USCRI)」は「2006年国際難民報告書」の中で「中国政府は、30万人に及ぶベトナム難民に対しては就職・財産保有などを許可している一方で、脱北者約5万人については虐待、拘束、送還などの処置を取っている」と明らかにした。 報告書はまた「脱北者は合法的な経済活動を行うことができない。脱北男性は日雇い労働で食いつないでいるが、脱北女性は生きていくために中国の男性に依存するほかなく、家政婦や売春婦などに転落している」とした。 ベトナム政府は中国政府に自国出身の難民を人道的に扱うよう求めているのとは裏腹に、北朝鮮政府は中国政府に脱北者らを徹底的に摘発し送り返せと要求している。自国の民をまともに食べさせることもできずに隣国をさまよわせているだけでなく、外国ですら人間的な扱いを受けられないようにしているのだ。 一部の中国人は、いつ摘発され、北朝鮮に送