2010年12月22日 電子書籍を公取は「非再販商品」に指定。 ――「電子書籍には絶版がない」が幻想に変わる日 Tweet 今日は関連エントリーの最終回。5回くらい続いたか。私のブログはエントリーが長くなるのが特徴だが、新記録だな。 今日は蛇足というか、「電子書籍はロングテール」というのには、実は現場では疑問が呈されつつあるという話題。電子書籍にも「絶版」があり得るのではないかという話だ。これなにげにけっこう重要な課題だよなあ。 たとえば極端な例で考えてみよう。 仮に年5冊しか売れない電子書籍があったとして、それをずっと電子書店で置いておくとどうなるか。置いておく分にはコスト極小でも、売れればそれに対応して事務作業が発生する。こちらのコストが問題になる。 なんたって年5冊程度の売上では、そのコストはまかないきれない。事務作業の費用どころか、そもそも印税より振込手数料のが高いという笑い話が現