地球の影で月が部分的に欠けて見える「部分月食」が6月4日夜、日本全国で観測できる。晴れていれば南東の空で午後6時59分ごろに月の右下が欠け始め、同9時7分ごろに終わる。 食の最大は同8時3分ごろで、満月の約38%が欠けた状態となる。 国立天文台によると、近畿地方以西では、月の出が遅いため、すでに欠け始めた状態で昇ってくる。同天文台は「南東方向の地平線近くまで見える場所で観察してほしい」と呼びかけている。次回の月食は来年4月26日の明け方で、西日本を中心に見られる。 また、2日後の6月6日の午前7時10分~午後1時47分ごろには、金星が太陽の前を通過する「金星の太陽面通過」が起こる。