いうまでもないことだが、この文章は「PC」というテクノロジーを介して書かれている。PCだったりタブレットだったり、スマートフォンだったりと、実際に使う道具はバラバラだが、筆者が外部に公表する文章は100%テクノロジーを介して作られたものだ。今時珍しいことでもない。 「スマホしか持っていない若者には文章が作れない」という声を聞くこともあるが、「そんなことはないんじゃないか」と思う。実際筆者は書いているし。大昔、紙からワープロ・PCへと移行した時代や、それどころか、海外で紙からタイプへと移行した時代にも、「機械で作る文章など」と言われたものだ。 時代によって(広義の)テクノロジーは変わり、テクノロジーによって表現は変わる。一方で、人間の脳みそは(おそらく)変わっていない。 というわけで、「書く」という最終的な行為が、テクノロジーの介在によってどう変わっているのか、少し整理してみたいと思う。 こ
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