新型コロナウイルスによって大勢の人が差別やバッシングにさらされてきている。集団感染が発生し、その後、様々な嫌がらせを受けてきた大阪のライブハウス。支援の声を励みに、クラウドファンディングで資金を集めながら営業再開を目指している。感染した客の一人が勤務する介護事業所は、当時の毅然とした対応が、その後の周囲からの理解につながったと語る。このほか、感染した息子を支えようとする父親や、当時バッシングしていた人など、緊急事態宣言が解除され「日常」を取り戻そうとする中で、再出発を目指す当事者たちを追い、日本社会が新型ウイルスとどう向き合っていったらいいのかを考える。