一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)発行の『デジタルコンテンツ白書2014』を読んでいて、第4章「マンガ」の節でいろいろ引っかかりを覚えてしまったのでエントリーにしておきます。 紙のマンガ雑誌は低調だが、コミックスは堅調 第4章「マンガ」の節は、「紙のマンガ出版の市場縮小を電子コミックは救えるのか?」という見出しから始まります。そして、「マンガ雑誌の低調続く」という見出しに続けて、出版科学研究所「出版月報」2014年2月号掲載のデータを掲載しています。これがそのグラフです。 うわー見事な右肩下がりです。ところがよく見ると、コミック誌は2004年-2013年で1111億円の減少なのに対し、コミックスは267億円の減少と、コミック誌の落ち込みに比べればコミックスは緩やかな落ち込みなことに気づきます。コミックスの2012年-2013年は、僅かながらプラスに転じてますし! これ、グラフの