超高層ビルやタワーの階段を駆け上がり、タイムを競うステアクライミング。渡辺良治さんは、その競技で世界を転戦するトップアスリートです。トレイルランニング、スカイランニングを経てたどり着いた階段競技。なぜ階段で強さを発揮できるのか。そして、競技と日常の両方で取り入れているベアフットシューズは、身体にどのような変化をもたらすのかを聞きました。 偶然の積み重ねで出会った階段競技 ーー ステアクライミングに取り組むようになったきっかけを教えてください。 渡辺 子どもの頃は、そんなにスポーツが好きなタイプではありませんでした。その割には食欲旺盛で、すぐ太ってしまうタイプだったんです。それが嫌で、小学生のときには野球、中学・高校では卓球をやっていました。ただ、そこでは大した成果は出ませんでした。それが、なぜか社会人になってから急にボクシングを始めたんです。 ーー ボクシングですか? 渡辺 はい。若いうち

