デジタル化が進展し、リアルな世界のオンライン化が進んでいる。その結果、企業はたくさんの情報をもとに、よりインテリジェントな対応や、適時適切な意思決定が可能になる。 さらに、こうしたデジタル化と並行して進むのが、クラウド、ビッグデータ、モバイル、ソーシャル、IoT(Internet of Things)といったテクノロジーの活用だ。これにより企業はビジネスを革新して、新たなイノベーションを創造し、あらゆる社会・経済・産業の構造を変革する役割を担うことができるようになる。 そうした中、企業のITリーダーに強く求められるようになっているのが、「全体最適」の視点である。というのも、デジタル化が進展し、オンライン化が進むことにより、製品・サービスの多層構造が進むからだ。この多層化を前提に、ネットワークにつながる以前の「部分最適」な考え方ではなく、接続後の「全体最適」を志向した上でシステム全体の基本設
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