文字列を辞書順でソーティングする処理はテキスト処理の中でも使用頻度の高 い処理といえるでしょう。 グローバルアプリケーションの観点からはソーティングは文字列の大小比較の 応用問題と考えることができます。 JDKにはソーティングのための機能は用意されていませんが、幸いフリーのコ ンテナライブラリであるJGLでソーティング機能が提供されています。 ここではプログラミングの具体例としてJGLのソーティング機能を使用するこ とにします。 このプログラムを完全に理解するためにはJGLと無名クラスについての知識が必要で すが、どちらのテーマもいずれ稿をあらためて解説する予定です。 このページの解説の目的では無名クラスBinaryPredicateのexecuteメソッドが 文字例の大小の判定を行っているということを知っていれば十分です。 COM.objectspace.jgl.algorithms.S
1 はじめに Javaプログラミングを行っていくうえで、大きな関門となるのはオブジェクト指向分析/設計でしょう。「クラスとオブジェクトの違いは」といった初歩的なものから、「再利用性を高めるためのフレームワークとコンポーネントの責任の配分の度合」といった高度なものまで、Javaプログラミングの要諦(ようてい)はオブジェクト指向分析/設計との関係の中にあるに違いありません。 Javaプログラマという立場からオブジェクト指向分析/設計を取り巻く状況を整理してみるのが本稿の目的です。 業界標準のオブジェクト指向モデリング言語であるUMLと、代表的なオブジェクト指向分析/設計プロセスであるユニファイドプロセス、そして最近発展が著しいパターン技術をベースにJavaプログラマに取ってのオブジェクト指向分析・設計の枠組みを総括してみました。 2 オブジェクト指向とは何か オブジェクト指向といえばクラスやイ
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