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ブックマーク / www.pressa.jp (5)

  • blog - なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか?

    2000年代半ばごろまでは、ノンフィクションの書き手が仕事を覚え、ステップを上がっていくという仕組みが雑誌業界の中にあった。正社員として新聞社やテレビ局、大手出版社などに在籍していなくても、20代の右も左もわからないフリーランスであってもプロのライターとして独りだちしていくスキームがあったのだ。 典型的なパターンとしては、週刊誌の契約記者から論壇誌での単独記事執筆へという流れがある。この週刊誌の契約記者というのは、ジャーナリズム志望者の入り口としては恰好の職場で、仕事はきつくて汚いものの、取材仕事を覚えられるし、そこそこの収入も確保できた。たとえば大手総合週刊誌の契約記者なら、仕事を選ばなければ月額30〜40万円ぐらい稼ぐことは十分に可能だった。 大手出版社の場合、社員編集者はたいていは3つの分野に分かれている。「文芸」「報道」「マンガ」だ。文芸は小説。報道は週刊誌や論壇誌、それに新書とノ

    blog - なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか?
    abebe777
    abebe777 2017/08/06
  • 「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(下)

    (中)からの続き。 少子化の時代にメディアは大丈夫? イマニシ君: 今後日の合計特殊出生率がもっと下がっていき、高齢化社会になると、さらにマーケットが縮小しますよね。そうなった場合に広告だとか出版業界はどういった対策をとればいいのでしょうか? 佐々木: そもそも根源的に、広告や出版業界に影響が出るほど人口が減ってしまうような時点にまでいまの広告や出版が維持されるのかということを考えた方がいいと思うよ。そこまで持たないんじゃないかな。 社会構造そのものが、今後はグローバルプラットフォーム化されていくのは避けられない。日語や日語の文化がなくなるわけじゃなく、日語のがキンドルストアで流通しているみたいな構造になるんですよ。 たとえば仕事を探すのにいまはリクナビを使ったり、職安に通ったりしてる。でも将来は、クラウドソーシングとかのプラットフォームがグローバルに普及して、インターネット上で

    「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(下)
    abebe777
    abebe777 2016/09/26
  • 「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(中)

    (上)からの続き。 情報インフラはどう変わる? ジンボさん: 情報の流通のしかたが変わってきていることはどうお考えですか。私は、マスメディアの形がいろいろ変わってきている中で、人と人をつなぐ面もあるとして、まず基盤としての情報インフラがどうなるのかが気になります。 佐々木: たとえばどんなイメージ? ジンボさん: コンテンツが情報を広める軸になるんじゃないかなと考えています。たとえば雑誌とか映画とかのコンテンツの企画が生まれて、そこからまず情報が伝わっていくんじゃないかなって。 佐々木: 今後のメディア空間で、そういう基盤みたいなのは必要な考え方です。僕の私見なんだけど、これからのメディア空間はレイヤー化し、そこにモジュールが生まれていくという構図で捉えている。 レイヤーっていうのは「層」。コンテンツっていう層があり、配信プラットフォームっていう層があり、それからデバイス(機器)。パソコン

    「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(中)
    abebe777
    abebe777 2016/09/26
  • 「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」〜就活生から「OB訪問」されてみた(上)

    就職活動のOB・OG訪問をオンラインで実現するジョブカレというサービスがあります。 これは「OB・OG訪問を受けてもいいよ」と考えた社会人が、自分の空き時間と面会場所をサイト上で設定し、それに就活中の学生が応募するというマッチングサービス。若い人たちがやってるスタートアップ企業のサービスですが、なかなか面白い発想だと思います。この運営元企業Arinosから「佐々木さんもOB訪問を受けてみていただけませんか」と申し出があったので、さっそく実施してみました。昨年末のことです。 まず学生さんたちの自己紹介から。 オガワ君:僕は中東や東南アジアに興味があって新聞や映画などをみて現状を勉強していて、新聞社に入りその実情を日に伝えたいなという風に思っています。 キクカワ君:大学時代は、サークルは広告研究会に入っていてバイトは日経新聞の証券部の雑用をやってました。あとは国会事務所でインターンしてま

    「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」〜就活生から「OB訪問」されてみた(上)
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    abebe777 2016/09/26
  • いま求められているのは、リベラルの再構築だ。

    いま求められているのは、リベラルの再構築だ。 2014.02.02 先日もTwitterで書いたのだが、いまの日は、「専業主婦が家庭で育児するのが日の伝統的家族観」というような現実の歴史と反する勝手な史観を振り回すオレオレ保守と、反テクノロジー・反経済成長を言い募る懐古主義的な和式リベラルという極端な二つの党派が前景化しているという、非常な奇妙な状況になってしまっている。 わたしはこの両極端ではなく、その間にいる多くの中間領域の人たちが重要だと考えているし、この人たちこそが次世代の日を背負う社会的中心層になるのは間違いないとも思っている。より具体的に言えば、経済成長を是とし、そのためのテクノロジーの進化も受容し、そのうえで分配政策を構築しなおして機会平等をこれからも実現していこうというような政治思想だ。政府に何でも頼るのではなく、自分たちであらたなコミュニティのあり方を模索し、若者を

    いま求められているのは、リベラルの再構築だ。
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