ブックマーク / akiraokawada.hatenablog.com (72)

  • 『ミドンヘイムの灰燼』本日発売です! - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    さて、いよいよです。 いよいよ、日7/31、『ミドンヘイムの灰燼』が発売になります。 ミドンヘイムの灰燼 (ウォーハンマーRPG シナリオ) 作者: グレアム・デイヴィス,岡和田晃出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2008/07/31メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 15回この商品を含むブログ (15件) を見る 『ミドンヘイムの灰燼』とは、城塞都市ミドンヘイムを舞台にした『ウォーハンマーRPG』のキャンペーンシナリオ集であり、そして何より、ミドンヘイムの街に関する詳細極まりない設定資料集でもある作品です。 まずは、何はともあれ、裏表紙にある紹介文をご覧下さい(以下、引用です)。 新しい叙事詩が始まる! "終焉"の主アーケィオンの猛攻、そして混沌の軍勢による大虐殺にて生じた灰燼は既に冷え、傷は少しずつ癒えてきている――だが、ミドンヘイムはいまだ堅固に持ち堪えている

    『ミドンヘイムの灰燼』本日発売です! - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 『ヒーローウォーズ』プレイリポート「太陽の金色の林檎」 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    映画小説など他の芸術ジャンルとRPGとの違いを考えた際に、やはり際立った特徴となるのが「背景世界」なのではないか、と僕は考えています。 RPGは、物語構造と完全に切り離したうえで独自の設定を構築していくことが可能なジャンルであり、設定の持つ特性や手触りのようなものを尊重したうえで、現実世界とはまた異なった、その世界固有の因果律を有した世界観を構築していくことが可能となっています。イメージや幻想性を活かしながら、そのうえで人間が生きて動いて、ドラマを乗せていくことのできるような背景世界が存在しうるところに、RPGならではの楽しさは根づいていると言えるでしょう。 これは片方にSFや幻想文学、もう片方にウォー・シミュレーションゲームを「親」として持つ、「RPG」の特性なのですが、こうした「設定の面白さを伝えていくこと」は、僕の大事なテーマの1つで、『R・P・G』Vol.4(国際通信社)の「地図

    『ヒーローウォーズ』プレイリポート「太陽の金色の林檎」 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • ジャック・デリダの〈差延〉概念の射程について - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    現代思想についての簡単なノートを作製してみました。すなわち、デリダに関したキータームの代表格である〈差延〉について、まとめ直してみたのです。 密かにポストモダン哲学の再評価が進んでいると言われる現在、〈差延〉という言葉が単純に用いられすぎている印象を受けたので(使われないよりはよいでしょうが、あまりにテキトーだと質から外れるとも思います)、〈差延〉の多元性について自分なりのノートを作っておこうと考えた次第です。流されてしまわないために。 ※使用文献は以下の4冊。 ジャック・デリダ『声と現象』、『法の力』、ヴァルター・ベンヤミン『暴力批判論』、カール・シュミット『政治的ロマン主義』。 および、藤一勇氏の学説を参照しています。 声と現象 (ちくま学芸文庫) 作者: ジャック・デリダ,林好雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/06/08メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 3

    ジャック・デリダの〈差延〉概念の射程について - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
    accelerator
    accelerator 2008/05/11
    いきなり何が始まったんだwと思った
  • ゲームマーケット2008 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    アナログゲーム者の春の祭典「ゲームマーケット2008」に、Pressとして参加してきました。ゲームのイベントの取材なので、ゲームをいっぱい遊んできました。 詳細は気合を入れて雑誌でレポートするため、ここでは触れません。 が、たくさんの人とお話でき、ゲームを通して交流もでき、とても刺激になりました。 ざっと挙げると、河嶋陶一朗さん、倉樫澄人さん、齋藤高吉さん、健部伸明さん、速水螺旋人さん、伏見健二さん(アイウエオ順)など、そうそうたる方々と、久しぶりにお会いして、お話しすることもできました(齋藤さんとお会いしたのは、はじめてでした。大ファンなので嬉しい!)。 新発売のゲームをたくさん遊びました。 創作ゲームのブースの熱気も、当に凄かったです。 韓国のアナログゲームも、ちょろっと体験してきました。 ちなみに、韓国の方には、日のアナログゲーム雑誌を知ってもらいたいと思い、自己紹介のついでに、

    ゲームマーケット2008 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • R.CON参戦してきます! - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    4月29日に、東京・神田のホビーショップ「Role&Roll Station」で、 「R.CON」というRPG関係のイベントが開かれるのですが、 そちらで『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のマスターをすることになりました。 ……というか、僕以外のゲストが、豪華でびっくり! 基的に、初心者対応可能な形で、エベロン世界はシャーンの都市を舞台にした冒険を考えてます。というか、むしろ『D&D』って何?エベロンって何?って人、大歓迎!な方向性でいくつもりです。 抱えているキャンペーンでは、平気でレベル平均脅威度+4〜+5くらいの敵は出してしまっている僕ですが、そこまで無茶なことはやらず、エベロン世界の「楽しさ」を全面に出していこうかと思ってます。 レギュレーションは、基(コア)ルール+エベロン関係。 低レベル帯のプレロールド・キャラクターを用意していくつもりです。 興味のある方は、お気軽にご参加下さい

    R.CON参戦してきます! - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • SFファンのためのエベロン・ガイド(シャーン編) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のエベロン世界のサプリメント『シャーン:塔の街』と、エベロン世界での冒険を扱った小説『シャーンの群塔』を、つらつら読んでいます。 『シャーン:塔の街』のほうは、もともと原書で読んでいたのですけど、どうしても細かいところは読み飛ばしてしまうので、日語版があると非常に助かりますね。 やはりこういうちゃんとしたワールドセッティング関係の資料に触れると、ダンジョンマスターをやろうという「気力」が湧いてきます。こうした優れたセッティングは、マスター能力を高めるには必要不可欠ではないかとすら、思ってしまいます。一見、ワールドセッティングというものは地味なものですが、広い目でRPG界の発展を考えた場合、その役割は極めて重要でしょう。 現に私も、優れたワールドセッティングを有するゲームがなかなか手に入らず飢えていた10年前の自分に、このサプリメントを読ませてやりたいと切に

    SFファンのためのエベロン・ガイド(シャーン編) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 「オリジナルシナリオを創ろう!」のその先は? 〜3、既製シナリオのアレンジなど〜 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    初見のRPGシステムをプレイしようとする場合、多くのゲームマスターは、ルールブックに記載されている既製のシナリオを運用することで、システムの性能をチェックしようとすることと思います。 そして、セッションを通じて、「自分にはこのシステムが合いそうだな」「自分にもこのシステムが運用できそうだな」と思ったら、実際に、オリジナルのシナリオの作製に取り掛かるわけですが、やはり、ゼロからオリジナルのシナリオを作製するのは難しいものです。 なので、その中間段階として、「既製のシナリオを味付けする」ことが、案外重要となってくるのだと思います。そこで今回は、味付けの例として、「動物もの」ジャンルの傑作RPG『ラビッツ&ラッツ』の既製シナリオのアレンジ例を載せてみましょう。例によって、『ラビッツ&ラッツ』を知らない人もいるでしょうから、システムの紹介を兼ねた文となっております。 ●『ラビッツ&ラッツ』とは?

    「オリジナルシナリオを創ろう!」のその先は? 〜3、既製シナリオのアレンジなど〜 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 「オリジナルシナリオを創ろう!」のその先は? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    『Role&Roll』Vol.42に掲載された第二特集「オリジナルシナリオを創ろう!」ですが、今回の特集は汎用性のあるガイドということで、基的に、「どのようなシステムが好きな方でも、共通して問題となるポイント」を重点的に語るよう心がけました。 例えば、あなたがゲームマスターとして「ダークファンタジー」を遊びたい、と思ったとします。 しかし、現役で入手可能なシステムだけでも、『ウォーハンマーRPG』、『深淵』、『ストームブリンガー』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ(のエベロン世界)』、『ブレイド・オブ・アルカナ』など、実にバラエティに富んだシステム群が存在します。もちろん、個々のシステムの遊び方はそれぞれ全然違いまして、どれがいちばん優れている、などといった基準は存在しません。 それゆえ、個々のシステムにはそれぞれ独自の「おもしろさ」が存在するわけです。こうした「おもしろさ」や使用するシステム

    「オリジナルシナリオを創ろう!」のその先は? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 「オリジナルシナリオを創ろう!」のその先は? 〜2、『混沌の渦』の場合〜 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    さて、『Role&Roll』Vol.42に「オリジナルシナリオを創ろう!」という第二特集を書かせていただいたわけなのですが、せっかくなので私も、個別システム用のシナリオ創作ガイドを、(ごく簡単なものですが)書いてみましょう。 システムは、お気に入りの(古いシステムですが、バリバリ現役でキャンペーンに参加している)『混沌の渦』を用いることとします。ただし、『混沌の渦』をよく知らない人も多いことでしょうから、システムの紹介を兼ねた文になっているので、ご容赦下さい。 【『混沌の渦』 のシステム紹介と、簡単なシナリオメイキングガイド】 ● 『混沌の渦』を知っているか!? 『混沌の渦』とは、社会思想社現代教養文庫に収録されている、中世後期〜近世にかけてのヨーロッパ(主に16世紀イギリス。テューダー朝イングランド)を舞台にしたRPGの名前です。 奥付によると、初版は、1988年の6月30日となっていま

    「オリジナルシナリオを創ろう!」のその先は? 〜2、『混沌の渦』の場合〜 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 「破滅の天使」とは何者か? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    先日もこのブログに書きましたが、総合ゲーム雑誌『GAME JAPAN』(ホビージャパン)の3月号(好評発売中!)にて、私の手になる『ウォーハンマーRPG』のリプレイ、「魔力の風を追う者たち」の連載が始まりました。 もう店頭に並んでいるので、既にご覧になった方はお気づきのことでしょうが……。 第1話のタイトルは、「破滅の天使」になっております。これっていったい、どういうことなのでしょうか? だって、(私の知る限り)『ウォーハンマーRPG』には、(キリスト教で語られるような)「天使」も「悪魔」も存在しないのですよ? なるほどディーモンという存在はいますが、あくまでも「デーモン」のもじり。 「天使」も「悪魔」もいないのに、どうして「破滅の天使」なの? いや、ネタバレにはなりませんので、未読の方もご心配なさらず。 実は、このタイトル、『ウォーハンマーRPG』の世界観に深い関わりがあるのです。 『ウ

    「破滅の天使」とは何者か? - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • 『SFマガジン』1月号その2(『ドラッケンフェルズ』三部作について) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    テッド・チャン特集により、『SFマガジン』1月号を心から堪能した私だったが、残念なところもあった。 それは、今年度の最良の収穫のひとつと言っても過言ではない、ジャック・ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』『吸血鬼ジュヌヴィエーヴ』『ベルベットビースト』が、当該号のすべてのレビューコーナーで完全にスルーされていたことだ(新刊コーナーでは取り上げられていたが)。念のために言うが、私が『ウォーハンマーRPG』関係の翻訳をしているから、ウォーハンマーノベルを称揚しているわけではない。『ドラッケンフェルズ』三部作が訳されたと言うことは、SF/ファンタジー/ホラーというジャンルとRPGが再度、幸福な結婚を果たしえたと言う記念碑的な営為に他ならないのに、それがあまり重要視されていないのが悲しいのだ。 70年代後半に生まれたRPGとは、物語とゲームをはじめて有機的に結びつけることに成功した、新しいメディアだ。

    『SFマガジン』1月号その2(『ドラッケンフェルズ』三部作について) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    告知が遅れましたが、「ウォーハンマーRPG語版公式サイト」にて、無料ダウンロードシナリオ『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』が公開中です。タイトルは『ザ・ビートルズ』の『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』から取られていますね。 http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/support.html 僭越ながら、翻訳は私がさせていただきました。 旧版用に書かれたシナリオを2版用にアップデートしたものですが、こちらは先に訳された『エウレーカ!』とは異なり、なんと邦初訳! 新鮮な気持ちで遊ぶことができます。 ウォーハンマーらしい、イギリス風ユーモアも盛りだくさんの快作です。みなさま、遊んでやっておくんなまし。 なお、『ウォーハンマーRPG』ではなくても、あまりマジックリッチでないファンタジーもののRPGには、簡単にコンバート可能で

    ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)