健康雑誌「壮快」などを発行するマキノ出版(東京)は30日、東京地裁から民事再生手続きの廃止決定を受けたと公式サイトで発表した。決定は29日付。今後、破産手続きに移行する見込み。 月刊誌「壮快」「安心」「ゆほびか」やウェブサイトはブティック社(東京)に譲渡した。ブティック社は月刊誌を隔月化するなどし、7月以降に刊行を継続する予定。 マキノ出版は3月、東京地裁で民事再生手続きの開始決定を受けたと公表。「より一層の努力を重ね、事業再建にまい進します」としていた。帝国データバンクによると、同社は昭和52年に設立。近年は活字離れや購読者の高齢化で主力雑誌の売り上げが落ち込み、負債額は15億7217万円という。