災害が頻発しているのに、なぜ避難所の環境は劣悪なままなのか。東日本大震災から10年たち、専門家は自治体間で防災対応の「ばらつき」が生じていると言います。
災害が頻発しているのに、なぜ避難所の環境は劣悪なままなのか。東日本大震災から10年たち、専門家は自治体間で防災対応の「ばらつき」が生じていると言います。
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『公研』2021年2月号「めいん・すとりいと」 呉座 勇一 2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証を、歴史学者の坂井孝一さん、木下竜馬さんと共に行うことになった。主人公は、承久の乱で後鳥羽上皇を破った鎌倉幕府2代執権北条義時(北条政子の弟)で、小栗旬さんが演じる。脚本は三谷幸喜さんである。 さて、時代考証の仕事とは何か。基本的な業務は、三谷さんの台本草稿を読んで、事実関係(いつ、どこで、誰が、何をしたか、など)の誤りを指摘することだ。 しかし、それだけではない。三谷さんが誤解・勘違いをしているわけではなく(むしろ、そういう事例は少ない)、意図的に歴史的事実と異なる話、史実として確認できない話を書くことがある。いわゆる脚色・創作である。 一例を挙げよう。史料にはAという人物が行ったと書かれている出来事を、Bという人物の話に改変する、ということがある(Aは劇中に登場しない)。
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