タンパク質を効率的に補給できるとしてサプリメントなどの形で利用が広がっているプロテインが「手に入らなくなるかもしれない」との不安がじわりと広がっている。日本はプロテインの主原料をほぼ輸入に頼るが、最大の供給地の一つである米国で、肥満症治療薬の利用拡大に伴い高タンパク食品の需要が急増。日本向けの原料確保が難しくなり、物価や人件費の高騰も相まって値上げが相次いでいる。 「原料を予定の量確保できない」。昨年8月末、プロテインの製造・販売を手掛けるアルティメットライフ(大阪市)の調達担当者は、米国のサプライヤー1社からそう告げられたという。 3カ月前には数量確保に余力があると説明を受けていたが、一転して供給難となり、希望した数量のうち購入できたのは約2割にとどまった。10月末に訪米して需給を確認した担当者は「関係者からは厳しいという声がほとんどだった」と振り返る。 原料不足の背景にあるのは「やせ薬

