新潟県の東京電力柏崎刈羽原発。手前から7号機、6号機、5号機=2021年4月13日午後2時59分、本社機「希望」から 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)でテロ対策の不備が相次いで発覚した問題で、原子力規制委員会は27日、東電自身による改善策の実効性や問題の背景に関する検査の中間報告をまとめた。報告は、東電の改善策に対して、複数の侵入検知器の機能が同時期に失われたことの原因分析が不足している点などについて東電による再検証・対策が必要だと指摘した。東電が目指す同原発7号機の再稼働に向けた手続きの再開は、見通せない状況だ。【吉田卓矢、土谷純一】 規制委「侵入検知器の故障、検証不足」 「人の力によらない核セキュリティーを担保できるようにすることが必須だ」。「ソフト面(の対策)は深掘りして、具体的に作り込むべきだ」。27日にあった規制委の定例会。検査したチームから中間報告が示されると、委員からは、今後の
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