米航空機大手ボーイングと米連邦航空局(FAA)は長年、中型旅客機「787」(ドリームライナー)の納入について「完璧は善の敵」であるかのようなアプローチで臨んできた。 FAAは安全性に差し迫った脅威がない限り、多少の欠陥があってもドリームライナーの納入を認めていた。ボーイングは機体が就航した後、こうした不備に対処できるとみていたためだ。政府関係者や現旧のボーイング幹部らが明らかにした。 だが、こうしたアプローチはもはや消えた。ボーイングの小型機「737MAX 」が2度にわたり墜落事故を起こしたことで、同社工場から出荷される機体はすべて綿密な検査が徹底して行われる新たな時代を迎えた。 その結果、ドリームライナーの納入で遅延が相次ぎ発生。ボーイングと、およそ250億ドル(約3兆2100億円)相当のドリームライナー納入を待つ航空各社の双方にとって大きな頭痛の種となっている。生産に絡み一連の問題が発
北大西洋条約機構(NATO)加盟の1国への攻撃は、NATO全体への攻撃とみなされる。ポーランドとブルガリアへの天然ガス供給を停止するという今週のロシアの決定についても、欧州諸国と米国は、NATOへの攻撃と同様に扱うべきだ。同盟諸国の連携が十分であれば、今回のロシアの決定はブーメラン効果をもたらし、同国のウラジーミル・プーチン大統領に打撃を与えるだろう。 ロシア政府は、「非友好」諸国に対し、天然ガスの輸入代金をルーブル建てで支払うよう要求する形で、欧州諸国を脅迫している。この代金は、ロシアの国営天然ガス大手ガスプロムとの元々の契約では、ユーロかドルで支払われることになっていた。天然ガスを輸入する欧州企業は、ルーブルとの通貨交換のためガスプロムバンクに2つの口座を開設するようロシア側から要求された。この要求を拒否した国は、ブルガリアとポーランドのように天然ガス供給を止められる恐れがある。 欧州
(CNN) 英国防省は27日、ロシアの侵攻が始まって約2カ月経過したウクライナ戦況に触れ、同国は大半の制空権を押さえ続けていると報告した。 最新の諜報(ちょうほう)の公表で、ロシアはウクライナ空軍の戦力や防空網の効果的な破壊や封じ込めに失敗していると分析。ウクライナの防空能力はロシア空軍が投入する兵器に脅威を与え続けているとした。 ロシア空軍の活動は現在、主にウクライナ南部と東部に重点が置かれ、地上部隊の支援任務に当たっていると指摘。ウクライナ北部や西部では非常に限定的となっているとした。 ロシア軍が包囲を続け、民間人の死亡などを含む人道危機も生じているウクライナ南東部の要衝マリウポリについては、ロシア軍は標的への誘導能力がない爆弾を使った空爆を実行している可能性があると説明。結果的に民間人の犠牲者が出るリスクが減じない無差別空爆につながっていると推測した。 また、ウクライナのインフラ基盤
(CNN) 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で途絶えていた海外旅行者が、世界各地で活気を取り戻し始めた。外国人観光客の受け入れを再開する国が多いなかで、日本や中国は今も再開の見通しが立っていない。 アジア・太平洋地域の観光省庁や旅行会社、空港など650団体が加盟する太平洋アジア観光協会(PATA)のリズ・オルティゲイラ最高経営責任者(CEO)は、シンガポールやマレーシア、タイ、オーストラリアなどの市場が回復の兆しを見せる一方、一部の主要市場では事実上の封鎖状態が続いていると指摘。地域全体をみると「非常に不均衡な回復状況」だと話す。 日本は今月10日から入国者の上限を1日1万人に引き上げるなど、厳格な入国制限をしだいに緩和しているものの、観光客は対象外だ。 現時点で入国できるのは日本人・永住者とその家族、研究者、学生、事前に入国許可を得たビジネス関係者に限られ、出発国に
長良川花火大会の一本化について記者会見する(右から)岐阜新聞社の矢島薫社長、岐阜商工会議所の村瀬幸雄会頭、岐阜市の柴橋正直市長、中日新聞岐阜支社の山田伝夫支社長=岐阜市司町で 岐阜市の長良川河畔で毎年夏に開催されてきた「全国花火大会」と「全国選抜長良川中日花火大会」が来年以降、「ぎふ長良川花火大会(仮称)」として一本化されることが27日、両大会の主催者から発表された。新型コロナウイルスの影響などで中止が続いたことに加え、経済的な事情から「現状を維持することは厳しい」と判断した。 全国大会を主催する岐阜新聞社の矢島薫社長と全国選抜大会を主催する中日新聞社の山田伝夫・岐阜支社長らが同日、岐阜市内で記者会見した。
ロシア軍のウクライナ侵攻前、国境での兵力増強や事前工作を、米国はリアルタイムでつかみ積極的に公表した。年明け以降、米政府高官の「警鐘」のトーンは高まる。ワシントンで取材する鈴木一生記者(45)は、緊迫した情勢を日々記事にした。「いま振り返ると、米政府が公開した機密情報は驚くほど正確でした」と語る。 ロシアの工作員の動きを刻々と 年明けの1月14日、米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は記者会見で、ロシアが工作員をウクライナ東部に配置している情報があると発表しました。サキ氏は平日はほぼ毎日、ホワイトハウスの会見室で約1時間、定例記者会見を開いています。 サキ氏は広報畑が長く、記者とのやりとりにはたけています。コロナに2度感染し、副報道官が代わりを務めました。会見には日本のメディアも参加でき、オンラインで世界中に配信しています。 サキ氏によると、市街戦や爆破工作の訓練を受けたロシアの工作員が、ウ
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