涙目で記者会見するロナウド=ロイター 【サンパウロ=平山亜理】サッカーブラジル元代表のFWロナウド(34)が14日、「けが続きで、体力の限界も感じ、競争の厳しさについていけない」と、サンパウロでの記者会見で引退を正式に表明した。ここ数年、肥満に悩まされたことについては「病気が原因だった」と打ち明けた。 地元メディアによると、ロナウドは「プロ選手としてのキャリアを今日締めくくる。美しく、感動的で、素晴らしかった」と涙ながらに語った。さらに、4年前に甲状腺機能低下の病気と診断され、治療にホルモン剤の投与が必要だったものの、「ドーピングと見なされる恐れもあり、悩んだ」と打ち明けた。 集まった記者に「ここにいる多くの記者は、私の体重のことで批判したことを後悔するべきだ」とこぼした。 ロナウドは、2002年のワールドカップ(W杯)日韓大会で得点王になり、ブラジルを優勝に導いた。3度出場のW杯