わたしには、Mozilla Foundationが営利企業を設立したことで、戻れない一線を越えつつあるように感じられて仕方がない。 Mozilla Foundationが営利企業Mozilla Corporationを設立したことは、普通の非営利団体と同じくらい危険で政治的な、そして普通のソフト会社と同じくらい金を食う結果に終わるかもしれないという危険性がある。これは悪いことではない――Mozillaをこれまで支えてきた「フリー」ソフトの平等主義の概念から大きく逸脱することを除いては。この転換に、わたしはいささかの喪失感を味わっている。 その一方で、ソフトはビジネスであり、慈善行為ではない。そして税法では非営利団体が営利組織と競争すること――つまりはそれがMozillaが真に目指していることだ――が非常に難しくなっている。 ダニエル・グラズマン氏がブログで説明している会社設立の「理由」は、