フリーソフト「MikuMikuDance」(MMD)の世界がまた大きく広がりそうだ。武術の技とモーションを、MMDの共有財産にするプロジェクト「SAMURAI MMD」(侍MMD)がスタートした。 武術の世界で培われた技術をMMDに継承する。それは誰もが幸せになる道かもしれない。具体的な流れとしては、まず、武術家が実写動画を撮影して投稿する(侍サイド)。次に、MMD制作者はそこから気に入った動きをモーションデータとして作品制作に活用する(MMDサイド)。 武術の実演動画とモーションデータはクリエイティブ・コモンズとして蓄積。これにより、「技のモーションデータが残る」「迫力ある殺陣を作品にできる」「ハイクオリティのアクション動画を楽しめる」「武術がエンターテイメントとして親しまれ、認知度が高まる」などの効用が期待できる。 匠の技 MMDへ継承 侍MMDの発起人は日本の伝統芸能「手妻(てづま)