サイボウズは31日、システムインテグレーション事業を2月1日から開始すると発表した。狙いは、自社製グループウエアを大手ユーザー企業など大型商談での成約率を高めることだ。そのためには自らが、他社製ソフトと連携したり、機能強化したりするためのSI事業に乗り出すことが得策と判断した。従来同社は、SIをパートナー企業に任せていた。 主力製品であるグループウエア「サイボウズ ガルーン2」は、ユーザー企業の大規模化が進んでいる。ユーザー企業の求める機能要件がガルーン2の基本性能では満たせず、カスタマイズが必要となるケースが増えているという。 これまでサイボウズは製品をダウンロード販売を中心としていたこともあり、「パートナー企業には、当社製品に精通した技術者が少なく、大手ユーザー企業の要望に十分に応えられなかった」(サイボウズ)。サイボウズは、大手ユーザー企業でも導入しやすいアークテクチャを採用したガル