ガリバーインターナショナルは昨年、新たな事業として国産中古車の10年間保証制度や月々一定料金での中古車賃貸プラン「FLATY(フラッティ)」など小売り事業の積極展開策を打ち出した。また、米の電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターのEV「テスラロードスター」を中古車として独自に輸入し、大きな注目を集めた。中古車を取り巻く環境は、環境対応車購入補助制度(エコカー補助金)効果で新車人気に押され気味だが、ガリバーは中古車購入のメリットをユーザーに提案し、中古車市場の巻き返しを図る。 ―昨年を振り返って 「カーシェアリングや中古車レンタカーが注目を集めて、車の使い方、買い方など選択の幅が増えてきた。リーマンショック以降、自動車メーカーもディーラーも中古車事業を広げており、大きな転換期を迎えたと思っている。車そのものの流通に変化が起きるだろう」 ―具体的には 「自動車産業以外のマーケットで