―― 社長解任後、初めての来日ですが、そのタイミングで巨額損失を隠蔽を主導したとされる菊川剛氏(前会長兼社長)と、森久志氏(前副社長)、山田秀雄監査役の3人が24日の夜に突如、取締役を辞任しました。 マイケル・ウッドフォード:そもそも、損失を隠蔽していたということで社長や副社長を辞めた人たちが、それから1カ月も毎日会社に来ていたこと自体が異常だ。だから、3人が取締役を辞任したことは1つの前進と言える。 詳細は分かっていないが、長年にわたる損失隠しを実行してきた当事者として、当然の結末だろう。検察が捜査に動いている以上、辞任は避けられないことだった。 昨日、東京地検や警視庁、証券取引等監視委員会で捜査担当者に会った。すべての資金の流れを解明する方針を知り、想定していた以上に徹底した捜査を進めようとしていることが分かり勇気づけられたし、感動した。 国際的な事件に発展する ―― 米連邦捜査局(F
