インボイス制度の開始で零細事業者やフリーランスへの負担が懸念されるなか、現場ではどんなことが起こっているのでしょうか?岡崎市の事業所を取材しました。 岡崎市にある障害福祉サービスの事業所「マルキ・クラフト」。障害のある人たちが糸から手織りした生地を使って、丁寧に仕上げたトートバッグなどを製造・販売しています。この事業所にもインボイス制度の影響がありました。 天野健一社長: 「インボイス登録をして、非課税事業者、免税事業者だったが、これから消費税を納税することになった」 今回、インボイス制度に登録したことにより、障害者が作ったバッグなどの売り上げに対して新たに消費税を納めることに。 年間20万円ほどの負担増が見込まれますが、障害者が作業の対価として受け取る「工賃」にしわ寄せが出るといいます。 天野社長: 「売り上げから材料費を引いたものを全額、皆さんで分ける形になっている。(消費税の負担で)