福島高専などは小型無人機「ドローン」を使って作成する高精度の3次元(3D)地図とAI(人工知能)を組み合わせ、自動運転に向けた最適なルートを計算する技術を開発した。先端技術を活用した「スマート農業」実現への取り組みで、進行中の運行制御技術と合わせてトラクターなど農機の完全自動運転を目指す。 芥川一則教授の研究室と民間3社が研究を進めており、データ取得は大和田測量設計(広野町)、運行制御はエイブル(大熊町)、AI活用はアリスマー(東京都)が担っている。 3D地図はドローンに搭載したレーザースキャナーで取得した網目状の10センチ単位のデータを基に作成する。高さなどの誤差は5センチ程度で、国土地理院の航空レーザー測量と比べても誤差が小さいことが特長。地形や高低差、障害物などを詳細に画面上に再現でき、これを基にAIがルートを設定する。 研究を進めている自動運転については、日本版の衛星利用測位システ
「古関さんの功績を紹介し、音楽で街を盛り上げたい」と意気込む本間さん。日野屋楽器店には古関に関する写真や資料が展示されている 作曲家古関裕而がモデルの朝ドラ「エール」で話題を集める古関のレコードデビュー曲「福島行進曲」。福島民友新聞社記者だった作詞家野村俊夫との幼なじみコンビが送り出した曲には、故郷への思いが込められている。古関が学生時代に頻繁に通った福島市の日野屋楽器店の副社長本間梨華さん(34)は「古関の功績を通して街を盛り上げたい」と意気込む。 1931(昭和6)年に発売され、A面には「福島行進曲」、B面は「福島小夜曲(セレナーデ)」が収録された。古関の自伝では「記念すべきデビュー曲は故郷に捧(ささ)げるつもりであった」とし、「福ビル」「柳並木」など当時の情景が織り込まれた野村の歌詞を選んだ。だが、ヒットはせず、古関は「期待していたほどの成績は上げられなかった」と振り返っている。 古
双葉郡ゆかりの中、高校生による交流会「FUTABA 1DAY SUMMER SCHOOL(フタバ・ワンデー・サマースクール)」は1日、広野町のふたば未来学園中・高で開かれた。人気アイドルグループ「欅(けやき)坂46」の平手友梨奈さんら著名人6人を講師に迎え、生徒がダンスや動画制作などを通し、各界で活躍する一流の考えや発想を学んだ。 双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催。町村の垣根を越えて絆を深め、主体性や創造性を養おうと企画し、今年で5回目。「ふたばの教育復興応援団」の作詞家秋元康さんの呼び掛けで、平手さんとプロダンサーTAKAHIROさん、作家林真理子さん、仮想ライブ空間を運営する「SHOWROOM」社長前田裕二さん、テレビ東京のプロデューサー佐久間宣行さん=いわき市出身、音楽家小室哲哉さんがボランティアで講師を務めた。 双葉郡を中心に生徒約280人が参加し、5クラスに分かれて"夢の授
こいずみ・しんじろう 神奈川県横須賀市出身。衆院当選4回。自民党厚生労働部会長。内閣府・復興政務官、自民党農林部会長、党筆頭副幹事長、党「人生100年時代戦略本部」事務局長などを歴任した。父は小泉純一郎元首相。 「人生100年時代」の生き方を考える新春企画の2回目は、自民党厚生労働部会長の小泉進次郎衆院議員(37)に話を聞いた。小泉氏は党内の若手議員らによる政策グループで「人生100年時代」に向けた政策提言を取りまとめ、新たな社会像を積極的に打ち出している。提言に込めた思いから死生観まで多岐にわたり語ってもらった。(聞き手・社長・編集主幹 五阿弥宏安) 「想像以上」世界も驚き ―まだ30代で若い小泉さんが「人生100年時代」に向けて提言をしているのは、どんな思いからですか。 「なぜ『人生100年時代』をキーワードに掲げて国づくりをしているか。それは政治にとって最大の挑戦であり、世界中で史上
県民健康調査検討委員会の星北斗座長に、甲状腺検査の意義や課題を聞いた。 ―これまでの甲状腺検査の結果を踏まえ、検査の意義について改めて伺う。 「検査で相当数の甲状腺がんが見つかる中、原発事故と関係がないと言い切れる材料を持ち合わせていない。子どもの甲状腺への放射線の影響が心配されるというのが検査の出発点。これまで知られている放射線量などから(原発事故の影響は)十分に低いレベルにあるはずだが、心配に思っている人がいる。不安な人がいる限り、検査体制をなくしてはならない」 ―治療の必要がないがんを見つける「過剰診断」との指摘もある中、星座長は検査を見直す時期ではないかと委員に投げ掛けた。 「大半の委員は『続けるべきだ』とした。すぐに検査をやめるということではないが、がんの発生と原発事故の影響を明確にするためだけに、希望しない人を検査するのは大きな間違い。だからと言って、不安で検査したいという人に
グリーンコープの東日本大震災復興応援企画と銘打ったチラシの一部。宮城、岩手両県の商品のみが紹介されている 九州や中国地方など西日本の14生活協同組合でつくるグリーンコープ連合(本部・福岡市)がホームページに掲載している東日本大震災の復興応援企画に、被災3県のうち福島県の商品のみが掲載されていないことが23日までに、分かった。 同連合は昨年、震災復興企画のギフトカタログに福島県を除外する形で「東北5県」と記載し、東京電力福島第1原発事故の風評被害の助長につながるとの抗議が相次ぎ、謝罪した経緯がある。 特集が掲載されたのは同連合の公式ホームページで、「被災地でがんばっている生産者・メーカーを応援しましょう」と銘打ち、同連合が取り扱う宮城、岩手両県の事業者の商品を紹介しているが福島県の商品は一切掲載されておらず、インターネット上などでは福島県の除外について「批判を聞く気がないのではないか」などの
本県農産物の魅力や生産者のこだわりを全国に伝える福島県の「新生!ふくしまの恵み発信事業」の新たなテレビCMの発表会が22日、東京都内で開かれた。CMには震災後から本県の復興支援を続けている人気グループ「TOKIO」が引き続き出演し、モモや夏野菜などの魅力をアピールする。 新CMは、メンバーが本県を訪れれば分かる本当の魅力を語る「宣言」編、モモのおいしさを伝える「桃」編、トマトやキュウリの味わいを紹介する「夏野菜」編の3種類。県クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さん(郡山市出身)が制作に関わり、25日から首都圏と関西、北海道、本県で放送される。 発表会には、メンバーを代表して城島茂さんが登場。コメやモモ、アスパラガスなど自慢の産品を持ち寄った県内の農業者らと語り合い「福島県の農産物には生産者のプライドが詰まっている。だから絶対にうまい」と明言した。 その後、内堀雅雄知事が登場して城島さん
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