シーケンス分析は、個別のユーザや特定のグループの行動に対して、その行動の順番やかかった時間を考慮に入れ、ユーザの状況や文脈に注目する行動データ分析手法です。 このシリーズで繰り返しお伝えしている「アフターデジタル時代に企業が捉えるべき課題」のうち、行動データからいかにユーザの状況を捉えた体験を生み出し続けるか、という問を解く鍵となるのが、このシーケンス分析です。 もともとABテストをはじめ、データドリブンに改善を進める体制・社風のあったエイチーム引越し侍様ですが、「一番効率の良いCVR改善の方法は、迷いながらCVした人をいかに迷わせないようにするかである」という考え方に触れたことをきっかけに、シーケンス分析を取り入れたそうです。 実践する中で気付いたことの1つが、「時系列で行動を見るとユーザの思考や感情がわかる」ということ。 これまでの集計データの多くでは、ページAからページBへの「遷移率
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