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ブックマーク / www.cinra.net (804)

  • 『虎に翼』で描かれる「地続き」の問題 《編集長コラム―2024.06》 | CINRA

    CINRAメディア編集長が、月に一度くらいのペースで更新するコラム連載。今月はSNSなどで反響を集めるNHKの朝ドラ『虎に翼』について綴りました。 俳優の伊藤沙莉さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説『虎に翼』が話題だ。日初の女性弁護士・三淵嘉子さんの実話をもとに、主人公である寅子が、男性主体の法曹界で道なき道を切り開いていく姿を描く。 5月31日まで放送された第9週で物語は一つのターニングポイントを迎え、第10週から新たに「裁判官編」がスタートした。終戦を迎え、夫や兄、父を失った寅子だったが、日国憲法を読んだことで一度挫折した仕事に再度挑戦することを選択する。 SNSでは毎朝放送されるたび感想合戦が繰り広げられているが、そのなかにはやはり、寅子ら女性たちが置かれたあまりにも過酷な状況に思いを馳せるものが少なくない。戦前の明治民法では、は法律上「無能力者」とされてしまい、財産は夫に管

    『虎に翼』で描かれる「地続き」の問題 《編集長コラム―2024.06》 | CINRA
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    advblog 2024/06/05
  • 英国音楽の底流をなすもの。ジャイルス・ピーターソンが語る、UKジャズ、ジャングル新世代の台頭の背景 | CINRA

    近年、新世代のジャングル/ドラムンベースのプロデューサーやDJが注目を集め、UKのジャズシーンは新たな黄金時代を迎えている。その背景にあるものは何なのだろうか。 1980年代後半から90年代初頭、アシッドハウス(※)の熱狂に沸く英国において誕生したジャングル。そしてほぼ時を同じくして成立したアシッドジャズは、DJが主体となった英国のジャズ文化の新局面だった。題に入る前に、この2つの音楽について簡単に振り返る。 ジャングルとは何か。『DUB論(改訳決定版)』(2023年、水声社)のなかでマイケル・ヴィールは、「ジャングル(別称ドラム&ベース)は一九九○年頃にイングランドで発展した、ジャマイカのダブとDJミュージック、イギリスのテクノのハイブリッドだ」と記し、その音楽的特徴を「ダブ(ドラムとベースを強調したミックスとアトモスフェリックなサウンドスケーピング)とヒップホップ(抜粋したブレイクビ

    英国音楽の底流をなすもの。ジャイルス・ピーターソンが語る、UKジャズ、ジャングル新世代の台頭の背景 | CINRA
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    advblog 2024/02/26
  • アキ・カウリスマキ最新作『枯れ葉』を主演アルマ・ポウスティが語る。戦争と日常、「塩辛い」恋物語 | CINRA

    突然の引退宣言から6年。フィンランドを代表する映画監督、アキ・カウリスマキから思いがけず新作『枯れ葉』が届けられた。 スーパーマーケットでパートとして働くアンサ。工場労働者のホラッパ。孤独な日々を送っていた二人は、カラオケバーで出会い、お互い名前も連絡先も知らないまま恋に落ちる。さまざまなトラブルを乗り越えて関係を深めていく二人。その背後でたびたび流れる、ロシアウクライナ侵攻を告げるラジオのニュース。ロシアと国境を接するフィンランドにとって、それは衝撃的な出来事だったはず。そんななかで、なぜカウリスマキはささやかなラブストーリーを描いたのか。 主人公のアンサを演じたのはアルマ・ポウスティ。『ムーミン』の原作者、トーベ・ヤンソンの青春を描いた映画『TOVE/トーベ』(2020年)で、主役を務めて一躍注目を集めた彼女は、カウリスマキの作品には初出演となった。ポウスティはどんな想いでアンサを演

    アキ・カウリスマキ最新作『枯れ葉』を主演アルマ・ポウスティが語る。戦争と日常、「塩辛い」恋物語 | CINRA
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    advblog 2023/12/24
  • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

    「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一映画が、日では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

    ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA
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    advblog 2023/10/29
  • ゆずが「HIBIKI」に込めた想いとは?Kアリーナ横浜こけら落とし公演を振り返る | CINRA

    「次のKアリーナ横浜では、圧倒的なゆずのエンターテインメントを思う存分表現してやりたいなって思っています」(北川悠仁)。 先の全国ホールツアー『Rita』が始まったばかりの頃に行った取材(記事:ゆずがいま、手放した「誰かのため」の歌。25周年を経て生まれた葛藤と向き合い、たどり着いた答えとは)で、たしかにそう語っていたけれど、まさかこれほどのものになるとは、正直思っていなかった。 もちろん、期待はしていた。けれども、こちらが期待すればするほど、その期待が集まれば集まるほど、それをエネルギーとして激しく燃え上がり、想像を遥かに超えた驚きと感動、そして喜びをもたらせてくれる。それがいまも昔も変わらない、ゆずなのだ。 横浜みなとみらい地区に新設された、約2万人を収容できる世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」のこけら落とし公演として、9月29日、30日、10月1日の3日間にわたって行なわれた

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    advblog 2023/10/14
  • くるり・岸田繁×ヨーロッパ企画・上田誠。どこか似てる「京都のおっさん」たちの初対談 | CINRA

    上田誠(ヨーロッパ企画)と岸田繁(くるり)の対談が実現した。ヨーロッパ企画の長編映画第2弾作品『リバー、流れないでよ』に、くるりが主題歌として“Smile”を提供したことでつながった両者は、ともに京都で生まれ育った同世代にもかかわらず、一度も対面したことはなかったという。 CINRAでは、これまで接点がありそうなかった二人の対話を「創作と京都」編、「創作と時間」編のふたつに分けて掲載する。対談の撮影を手がけた写真家・濱田英明からのテキストを序文にかえて、まずは両氏の活動と京都の関係についてから。 いまがすでに懐かしい。写真を撮るときはつねにそんなことを考えています。なぜなら写真には必ず「もうそこには存在しない」ものが写っているからです。それは、地球に届くまで何年もかかるという、はるか遠くの星の光を見るのにも似ています。つまり、写真とは、未来から過去という現在を見るように、「終わりゆくいま」

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    advblog 2023/09/17
  • ミルクボーイ・駒場のシンプルな映画の見方。感想は素直に言っていいし、無理にわからなくてもいい | CINRA

    の巧みさ、キャラクターの心理描写……。映画レビューというと、着眼点や理解の深さが評価のポイントになりがちだが、それとは一線を画すなんともゆるい映画評を披露しているのが、お笑いコンビ・ミルクボーイの駒場孝だ。 ABCラジオ『ミルクボーイの煩悩の魂』で、2022年の6月頃からときおり語られる駒場の映画レビューは、「ウィル・スミスが道に停めてた車が駐禁とられて面接に遅刻すんねん(映画『幸せのちから』の感想)」などと、ざっくりかつどこか淡々としていて、それでいて気負いもない。だからこそ、多くの人がイメージする映画レビューに対するハードルをひとつもふたつも下げてくれるのだ。「難しい話はわからない」と率直に語る駒場に、映画レビューをはじめた背景や、着眼のポイントなどについて尋ねた。 ―観た映画のレビューをABCラジオ『ミルクボーイの煩悩の魂』で話すのが最近の定番になっていますが、どういうきっかけで

    ミルクボーイ・駒場のシンプルな映画の見方。感想は素直に言っていいし、無理にわからなくてもいい | CINRA
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    advblog 2023/08/13
  • ゆずがいま、手放した「誰かのため」の歌。25周年を経て生まれた葛藤と向き合い、たどり着いた答えとは | CINRA

    長きにわたるコロナ禍がようやく収束したように思えるいま、再び緩やかな「日常」が回り始めている。しかしながら、どこか心と身体が以前のようには動かない。そんなことはないだろうか。 デビュー25周年イヤーとなる昨年を、全力で駆け抜けてきたゆずが、今年初の音源としてリリースする新曲“SUBWAY”。アコギを主体としたフォーキーな曲調が、やがてバンドサウンドの渦に飲み込まれていくこの曲には、ゆずのいまの「情況」が、ありありと描き出されているという。 <今はまだ地上の光 あまりにも眩しくて>――そう綴られた歌詞には彼らのどんな思いが込められているのだろうか。 5月21日からスタートした全国ホールツアーの合間を縫って、某所で同曲のミュージックビデオの撮影に臨んでいた彼らのもとを訪れ、そこに至るまでの経緯と知られざる葛藤、さらには今回のホールツアーが持つ意味を、ゆずの2人に訊いた。 ―CINRAでの取材は

    ゆずがいま、手放した「誰かのため」の歌。25周年を経て生まれた葛藤と向き合い、たどり着いた答えとは | CINRA
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    advblog 2023/06/28
  • YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA

    いまから45年前、1978年にデビューしたYellow Magic Orchestra(YMO)は、翌1979年にアメリカの大手レーベル「A&M Records」から1stアルバムをリリースした。このUS版1stアルバムには、国内版1stアルバム(1978年)とは異なるミックスが施されたことに加え、独自の、非常に象徴的なアートワークも作成された。 扇子を手に、顔の半分を覆うほど大きなサングラスをかけ、頭からはメデューサを想起させるカラフルなケーブルが伸びた芸者……ジャケットに描かれた鮮烈なモチーフ「エレクトロニック・ファン・ガール」(通称・電線芸者)とともに、YMOは世界に広まっていくことになる。 そのエレクトロニック・ファン・ガールがあしらわれた金屏風が今年3月、音楽レーベル「U/M/A/A Inc.」の設立20周年プロジェクトTechnoByobu』の第1弾プロダクト「Electro

    YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA
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    advblog 2023/06/13
  • 坂本龍一 追悼連載vol.7:その音楽家人生と「ピアノ」という楽器について。『1996』を通じて考える | CINRA

    初めて坂龍一という音楽家を意識したのは1992年のバルセロナオリンピックだったから、私は散開以前のYellow Magic Orchestra(YMO)をリアルタイムではほとんど知らない。ピアノを習っていたものの、ハノンやツェルニーといった練習曲にうんざりしていた15歳の私にとって、坂は「外の世界」へと窓を開いてくれる存在だった。 坂龍一(さかもと りゅういち) / Photo by zakkubalan ©2022 Kab Inc. 1952年東京生まれ。1978年に『千のナイフ』でソロデビュー。同年、Yellow Magic Orchestra(YMO)を結成。散開後も多方面で活躍。2014年7月、中咽頭がんの罹患を発表したが、2015年、山田洋次監督作品『母と暮せば』とアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作品『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽制作で復帰を果した。2017年春には8

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    advblog 2023/05/24
  • 坂本龍一 追悼連載vol.5:編曲家/演奏家としてのずば抜けた手腕。15の名曲&名演でたどる | CINRA

    龍一が発表した数々の音楽作品を紐解く連載「追悼・坂龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代」(記事一覧はこちら)。第5回の書き手は、編・共著『カン大全~永遠の未来派』(2020年、ele-king books)をはじめとするさまざまな仕事で知られる音楽評論家の松山晋也。「編曲家/演奏家としての坂龍一」に着目し、15の名曲&名演に加えて、矢野顕子『ごはんができたよ』(1980年)をとりあげてその卓越した手腕について執筆してもらった。 最初に告白しておくが、私は作曲家・坂龍一の熱烈なファンだったことはない。よきリスナーでもなかったと思う。半世紀近くのキャリアで遺された膨大な数の作品のなかには、『千のナイフ』(1978年)や『B-2 UNIT』(1980年)をはじめ、愛聴したものは少なくないが、実際、心の底から感銘を受けたのは『async』(2017年)や『12』(2023年)など最晩年

    坂本龍一 追悼連載vol.5:編曲家/演奏家としてのずば抜けた手腕。15の名曲&名演でたどる | CINRA
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  • 坂本龍一 追悼連載vol.1:そのラディカルな晩年性と『async』 | CINRA

    3月28日に71歳で逝去した音楽家、坂龍一。CINRAではその膨大な音楽作品に向き合うべく、「追悼・坂龍一:わたしたちが聴いた音楽とその時代」(記事一覧はこちら)と題した連載を始動させる。第1回の書き手は『STUDIO VOICE』の元編集長・松村正人。『async』(2017年)をとりあげて「坂龍一の晩年性」について寄稿してもらった。 昨年の暮れあたりだったか、ふとしたはずみで友人と大江健三郎の話になり、だれもが『万延元年のフットボール』(1967年)で事足れりとするけれども後期大江こそいまいちど読みなおすべきではないかとなり、たしかに私自身敬して遠ざけてきた感なきにしもあらずであったと反省し、1982年の『「雨の木(レインツリー)」を聴く女たち』あたりから読みなおし、そういえばデヴィッド・シルヴィアンらJapanの後身にRain Tree Crowなるバンドがあって、1991年の

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    advblog 2023/04/27
  • 賛否の先で論じる『シン・仮面ライダー』。現実と符合してしまった「宗教二世」の物語 | CINRA

    映画『シン・仮面ライダー』が興行的に苦戦しているらしい。公開前から商品タイアップも多数なされた話題作で期待感も高かったものの、公開第1週の興行収入は2位スタートに終わり、翌週には5位に転落。レビュー等での評価も賛否両論あるようだ。 作品を鑑賞してみたところ、これまで感じたことのない妙な居心地の悪さを感じて、その違和感について友人相手に何度か話をし、SNS映画レビューサイトもチェックしたのだが、どうもほかには自分が抱えるようなモヤモヤを感じている人はあまりいなさそうで、そのことがより私自身の心持ちの落ち着かなさに拍車をかけている。 この感覚を率直に言葉にすると「気持ち悪い」だが、あらかじめお断りしておくと、だからといって私はこの映画を批判したいわけではない。逆に肯定や賞賛をしたいわけでもなく、私の感じるこの「気持ち悪さ」は、映画としての評価とは別なところで「結果として偶然生じてしまった」、

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    advblog 2023/04/18
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    advblog 2023/03/27
  • ハリー・スタイルズは21世紀No.1ロックスター?田中宗一郎からのお題に3人の音楽家はどう答えたか | CINRA

    現代のNo.1ロックスターはハリー・スタイルズだ! あなたがこの考えに頷くかどうかはともかく、少なくとも2023年現在のハリーがキャリアハイを更新し、「イギリスのボーイバンド、One Directionのメンバー」という枕詞を過去のものとしたことには、きっと同意してくれるのではないだろうか。 その象徴となるのが、3作目のソロアルバム『Harry's House』(2022年)の大成功だ。細野晴臣『HOSONO HOUSE』(1973年)にインスパイアされたタイトルを持つ同作は、イギリス、アメリカともにチャート1位を獲得し、『第65回グラミー賞』において「最優秀アルバム賞」と「最優秀ポップボーカルアルバム賞」を、『ブリット・アワード』では最多4部門を受賞。名実ともに「2022年もっとも話題となったアルバム」と言って間違いない。 しかしその一方で、アフロアメリカンの女性であるビヨンセから『グラ

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  • 生きているいまここがバトルグラウンド。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の複層性 | CINRA

    年度『アカデミー賞』最多11部門にノミネートされている映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が日公開を迎えた。人気スタジオA24が贈る作は、アメリカでコインラインドリーを経営する平凡な女性が、突如「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪」と戦う救世主となり、マルチバースを行き来しながら最大の敵「ジョブ・トゥパキ」と対峙するという奇想天外なストーリーだ。 日々の生活や家族の問題に追われる主人公エヴリンは、別次元のバースでは映画スターやシェフなどとして、まったく異なる人生を歩む。彼女は別次元の自分と「バース・ジャンプ」でリンクしながら戦いに身を投じていく。そのアイデアの巧みさやコミカルなアクションエンターテイメントとしての魅力だけでなく、エヴリンのキャラクターに色濃く滲むアジア系移民としての経験や、エヴリンと女性の恋人を持つ娘ジョイの関係が作の物語をさらに複層的なものにし

    生きているいまここがバトルグラウンド。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の複層性 | CINRA
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    advblog 2023/03/10
  • 『エブエブ』キー・ホイ・クァンが語る、「この映画の重要なメッセージは、エンパシーを持つこと」 | CINRA

    「これはぼくだけものものじゃない。変化を求めつづけたすべての人たちのものだ」。今年2月、『全米映画俳優組合賞(SAGアワード)』でアジア系俳優として初めて助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンは、声を震わせながらそうスピーチした。映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で、主人公の夫ウェイモンドを演じた彼は、今後、MCUの『ロキ』シーズン2に出演することが決まっている。 1980年代に子役として人気を博すも成長するにつれて出演機会に恵まれず、一時は裏方に専念していたクァンは、作でカムバックを果たした。冒頭の言葉の背後には、ハリウッドでアジア系俳優が置かれていた不均衡な状況がある。 今回CINRAではクァンにリモートで取材を敢行。作に込められた重要なメッセージや、ハリウッドへの問題提起、変化を後押ししてきた先人たちへの感謝の思いなどを真摯に語ってくれた。インタビュアーを

    『エブエブ』キー・ホイ・クァンが語る、「この映画の重要なメッセージは、エンパシーを持つこと」 | CINRA
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    advblog 2023/03/10
  • アニメだけでなく、地元への愛も深い。ミーガン・ザ・スタリオンと南部ヒップホップの戦いの歴史 | CINRA

    今年の『SUMMER SONIC』では、ケンドリック・ラマーがヘッドライナーとして出演することが発表されているが、昨年のMegan Thee Stallion(ミーガン・ザ・スタリオン)の初来日は日のヒップホップファンにとって最大のトピックのひとつだったといって差し支えないだろう。 日のアニメに深い愛情を持つことでも話題を振り撒くMegan Thee Stallion(※)だが、稿ではテキサス州ヒューストン育ちというその出自に注目したい。テキサスおよびヒューストンをはじめとしたアメリカ南部のヒップホップはかつて、ヒップホップ誕生の地であるニューヨークのそれに比べると正当に評価されてこなかった歴史があるのだという。 そんな地で育ったMegan Thee Stallionがラップスターにのし上がっていったことからは、どんなことが読みとれるのか。そしてその物語にはどんな背景があるのか。ヒッ

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    advblog 2023/03/09
  • 坂本龍一の約6年ぶりオリジナルアルバム『12』が本日リリース。日記のようなPV公開 | CINRA

    龍一のオリジナルアルバム『12』が日1月17日にリリース。PVが公開された。 2017年発売の『async』以来、約6年ぶりのオリジナルアルバムとなる同作は、闘病生活の中、日記を書くように制作した音楽のスケッチから12曲を選出した作品集。 PVは1月5日から1月16日まで1シーンずつアップされたものを、ひとつの映像作品に繋げたもの。アルバム12曲目の“20220304”にのせて、アルバム収録にも使用されたと思われる風鈴や、陽だまりの中で目を瞑っている坂龍一の姿が映し出される。 アルバム特設サイトでは「『12』をつくるときのA&Rの頭の中」や「『12』をつくるときのマネージャーの頭の中」など、スタッフ目線でアルバム制作の日々を切り取るコンテンツが公開中。「『12』をつくるときのマネージャーの頭の中」では病と音楽に向き合う坂龍一の様子が明かされている。 さらにアルバム発売を記念して『

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    advblog 2023/01/18
  • コムアイはなぜ芸能に魅入られる? 日本各地のまつりに見出す「継承」の喜びとおもしろさ | CINRA

    岩手県遠野市の「日のふるさと遠野まつり」は、2022年9月に50周年を迎えた。コロナ禍を乗り越え3年ぶりに戻ってきた「まつり」には、市内の郷土芸能33団体・およそ1,200名が参加し、さんさ踊りや神楽、南部ばやしなどを披露。そのなかに混じって「しし踊り」を披露したのは、アーティストのコムアイだ。ひょんなきっかけで遠野文化に魅せられた彼女は、早池峰しし踊り張山保存会の指導者に師事し、定期的に練習を重ねてこの日を迎えたという。 コロナ禍で打撃を受けた全国各地の伝統行事や民俗芸能をサポートするキヤノンマーケティングジャパンのプロジェクト「まつりと」とコラボレーションした連載「日のまつりと出会いなおす」では、アーティストやクリエイター、文化人などへのインタビューを通じて、日のまつりの魅力をさまざまな角度から解き明かしていく。第二回となる今回は、そのコムアイのインタビューをお届けする。 水曜日

    コムアイはなぜ芸能に魅入られる? 日本各地のまつりに見出す「継承」の喜びとおもしろさ | CINRA
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    advblog 2022/12/06