タグ

ブックマーク / www.foodwatch.jp (9)

  • 「七人の侍」と“百姓”と飯 - FoodWatchJapan

    今回は先日ハリウッド殿堂入りが決まった故三船敏郎氏の代表作の一である1959年製作の黒澤明監督作品「七人の侍」を取り上げる。 作は、言うまでもなく日映画史上屈指の名作であり、その素晴らしさについては語り尽くされた感があるが、今回は侍が百姓から得た唯一の報酬である“飯”に焦点を絞って述べていく。 ごちそうをわせてやる「七人の侍」は、従来の歌舞伎の影響を受けた“白塗り時代劇”から脱したリアルな時代劇を目指して企画された。黒澤は、ベネチア国際映画祭で金獅子賞(グランプリ)を受賞した「羅生門」(1950)ですでに同様の試みをしていたが、それは武士が登場する以前の平安時代の話である。 前作「生きる」(1952)に続いてトリオを組んだ橋忍、小国英雄とのシナリオ構想中に、武者修行中の浪人がいかにい扶持を得ていたのかという疑問から、百姓に雇われた侍という発想が生まれたという。 また黒澤には、従

    「七人の侍」と“百姓”と飯 - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2015/07/01
  • 農水省解体の具体案が固まる - FoodWatchJapan

    超党派の国会議員で構成する「省庁編成の適正化を考える議員連盟」は、諮問していた「行政機関設計研究所」の答申を受けて、農林水産省解体を実施する諸法案を今国会に提出する。 事業・事務を各省庁に分散 農林水産省省庁舎=中央合同庁舎第1号館(Lover of Romance 撮影/from Wikimedia Commons) かねて他の諸省庁との重複が問題視されていた事業・事務を他省庁へ整理・統合することで、行政の円滑化、不要不急の事業の予算化防止、人件費削減等のコストダウンを狙う。また、JA再編の加速と、“天下り先”とされる特殊法人との関係を断ち切る機会としても推進する。 具体的なプロセスとしては、まず料産業局・生産局農産部穀物課を糧庁として復活させた上で内閣府の外局とし、また林野庁を国土交通省の、水産庁を経済産業省の外局とする。 さらに、現農水省が所掌する諸事業・事務を他省庁に移管(表

    農水省解体の具体案が固まる - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2015/04/02
  • 世界各国と日本の農産物単位面積当たりの収穫量の比較 - FoodWatchJapan

    「『よい農産物』とはどんな農産物か?」連載第35回「日の農業技術は国際的に低レベル」については、「多くの作物について、日は主要先進国の中で唯一、単位面積当たりの収量の伸びが30年間も止まったまま」という点についてデータを示すようにという声をたくさんいただきました。 このことについては、農業技術通信社社長の昆吉則氏が長年指摘し氏も改善・革新への努力・挑戦を訴えているところです。そのため、氏と交流のある者の間では“耳タコ”状態であったこともあり、今回の岡信一氏の原稿を私が査読した際、データを読者に提供するように考えが至らなかったことは編集者としての私の反省点です。 遅ればせながら、第35回掲載時にお示しすべきであったデータの例をお示しします。 これは国際連合糧農業機関(FAO)が提供する統計情報FAOSTATから作成したものです。同統計の中から、1961年~2011年の間で10年間ごと

    世界各国と日本の農産物単位面積当たりの収穫量の比較 - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2013/06/01
  • 現代素材探検隊 アーカイブ - FoodWatchJapan

    品に放射線を当てて滅菌を行う品照射について話している2人。リョウは、照射した品中に不都合な物質が出来たり品が放射能を帯びたりするのではないかが気になっている。

    advblog
    advblog 2013/05/30
  • 大きな会社では単位当たりのコストが増幅される - FoodWatchJapan

    アメリカの農村外チェーンにとって、保存料は無用のコストでしかないという話で終わった前回。リョウは大企業のコスト感覚の話を始める。 大きな会社はコストの額を気にする リョウ 「来たか。ごくろう」 タクヤ 「いやー、『マクドナルド』のハッピーセット(Happy Meal)が腐らない話、思いの外長くなっちゃいましたね」 リョウ 「前回は、使わなくて済むケミカルにコストをかけるはずはなかろうという話で終わったんだが、それでオレ思い出したんだよ。大きな会社ほど、コストの率ではなく額の削減に興味を持つものだな」 タクヤ 「え、そうですか? 小さな会社がコストの額を気にして、大きな会社はコストの率を気にするんじゃないんですか?」 リョウ 「いや。バブル崩壊の頃さ。チェーンのレストランが、全店の店長に『B5の用紙に書いた日報を部にファクス送信するときは、縦に送るな、横に送れ』と号令したことがあった」

    大きな会社では単位当たりのコストが増幅される - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2013/05/30
  • 外食チェーンはそもそも保存料を使いたくない - FoodWatchJapan

    刺身そば。作ってすぐべるものに保存料は使わない。「マクドナルド」が保存料を使っていないということについて、米国マクドナルド社の声明からさらに納得のいく説明がほしいというリョウ。話は、保存料とはそもそも何であるかという話になる。 保存料は何のために使うものか? リョウ 「来たか。ごくろう」 タクヤ 「ではさっそく続きを。品添加物、とくに、今回の件に関して保存料は何のために使うのか。ここを押さえましょうという話でした」 リョウ 「保存料が何のためかって、そんなの簡単だよ。品が腐って使い物にならなくなるのを防ぐためさ」 タクヤ 「どんな品に対して使うんですか?」 リョウ 「腐る恐れのある品に対して使うんだよ、な」 タクヤ 「腐る恐れのある品て、どんな品ですか?」 リョウ 「この間までの話でいけばだ、自由水をそれなりの量含んだ品てことだよ。しかも、長時間常温にさらされる可能性のある

    外食チェーンはそもそも保存料を使いたくない - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2013/05/30
  • 日本の農業技術は国際的に低レベル - FoodWatchJapan

    アメリカのスーパーマーケットの青果売場。見た目は悪く扱いはぞんざいと言う日人は多いが、では日持ちと品質の安定度で見るとどうか(記事とは直接関係ありません) ここからは、現在の日の農産物の抱える問題と今後の課題について考えていく。生産、販売・流通、そしてべること、これらについて順番に書いていきたい。なお、前回までは主に需用者(品工業、外産業、消費者)向けと意識して書いてきたが、今回からは生産者への提言を含んでいる。 国産レタスはアメリカ産より品質が悪い まず農産物の生産について、現状の問題と課題を見てみよう。 日の農産物は、品質が高いとよく言われる。当だろうか。海外にも行く機会がある私から見ると、別に品質が高いとは思えない。 パッケージは、いろいろ工夫が凝らされるようになり、大きさもそろっていて、一見よく見えるが、実際の品質というと別によいとは思えない。見た目はいいが中身がつい

    日本の農業技術は国際的に低レベル - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2013/05/29
  • 増粘多糖類は食品添加物であるの巻 - FoodWatchJapan

    増粘多糖類の原料として、アラビアガム、ローカストビーンガム(LBG)、グァーガムなどがあるという話の続き。 まだまだあるぞ増粘多糖類 リョウ 「来たか。ごくろう」 タクヤ 「向かいの自動販売機で缶コーヒーが100円になってましたので買って来ました」 リョウ 「気が利いてるねぇ、タクヤ君。オレもあの自販機で山ほど買ったぞ」 タクヤ 「なんだ。あるのか」 リョウ 「ま、缶コーヒーでも飲みなさい」 タクヤ 「えーと、グァーガムまで話しました。その続きです」 リョウ 「今日は脱線しないようにきちんと聞こう」 タクヤ 「はい。キチンというのもあります」 リョウ 「あ?」 タクヤ 「キチンはカニなど甲殻類の外骨格などの成分です」 リョウ 「ガイコッカクって、つまり殻だな」 タクヤ 「そうです。カニの殻」 リョウ 「よくキチン・キトサンとセットで言うな。クレハのキチントさんと頭の中でごっちゃになってるけ

    増粘多糖類は食品添加物であるの巻 - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2013/03/21
  • 50年前の考え方で今日の農薬を評価することはできない - FoodWatchJapan

    消費者の間ではよく理解されていないが、農薬はこの50年あまりの間に大きな変化を遂げている。「沈黙の春」(レイチェル・カーソン)が発表された1960年代から「複合汚染」(有吉佐和子)が発表された1970年代の農薬と、今日の農薬とを同じように考えることには無理がある。 現在の農薬は危険性がコントロールされている まず、これまで述べたような残留性のある化学合成農薬の大部分は、すでに淘汰され、黎明期の農薬に比べると格段に安全になっている。農場で農薬を使用しても速やかに分解して無害になるものが大部分になり、仮に使用時点で一定の毒性があるものでも、それを使用した作物が収穫されて消費者の元に届くまでの間には消失してしまう。農薬メーカーはその分解の様子を調べていて、品に残留することがないような使用方法を明確に定めている。農業生産者が使用方法を誤らず正しく使えば、農薬による害が起こらないように配慮されてい

    50年前の考え方で今日の農薬を評価することはできない - FoodWatchJapan
    advblog
    advblog 2013/01/25
  • 1