第7回:10兆円に迫る中国ベンチャー投資、資金はどこから?※本記事はJBpress(発行:日本ビジネスプレス)17年7月21日配信記事の転載です 前回(「中国で起業するのはどんな人?成功者の4つのタイプ」)は、中国ベンチャー市場を読み解く上での第3のキーワードとして、「万人の創業+絶え間ない人材の流入」を取り上げた。「新卒起業家」「海外留学組」「ネット大手の卒業組」といった、多様かつ巨大な”創業人材プール”から、1日1.2万社が誕生。政府も「負の遺産」(重厚長大型産業からの失業者)の受け皿として、積極的に新規産業領域での創業を促していることを述べた。また、「ヒト」の視点から、4タイプのパターンがあり、「草根(国内叩き上げ)+海亀(海外留学組)」のハイブリッド型が最も投資家に好まれることもご紹介した。 今回は、第4のキーワードとして「豊富な資金調達環境」、つまり「カネ」の視点から見ていきたい