建築廃材などの木くずチップを燃料にして発電する「吾妻木質バイオマス発電所」の開所式が五日、東吾妻町岡崎の同発電所で行われた。木くずだけを利用する発電所としては国内第三の発電規模という。九月一日から営業運転を始めている。 同発電所は県道35号沿いにあり、バイオマス発電計画を進めていた地元企業からオリックスが引き継ぐ形で建設された。運営はオリックスグループの吾妻バイオパワー(木寺靖社長)。発電規模は一万三千六百キロワットだが、年間送電量は八千五百万キロワット時で、約二万四千世帯が一年間に使う電力に相当するという。