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  • 五輪採用GAP普及へ教材開発中 農業教諭の安座間康、健さん - 琉球新報デジタル

    GAP普及に力を入れる高校教諭の安座間健さん(右)と康さん=9日、中部農林高校 オリンピック選手村での使用や輸出の条件ともなっている農産物の認証制度「GAP」の普及に向け、農業高校教諭が奮闘している。取り組むのは安座間康(やすし)さん(35)=県立総合教育センター=と安座間健(たける)さん(35)=八重山農林高=の双子の兄弟。まだ一般に理解が広がっていないGAPの実践方法を学べるよう農業高校での教材を開発中で「みんなで沖縄の農業を発展させたい」と意気込んでいる。 GAPは、農産物の安全性向上や環境保全のため、農業者が実施すべき「優良農業の実施基準」。労働の安全性も向上するため農業者と消費者の両方に利点がある。世界的に普及が進んでおり、東京オリンピック・パラリンピックの選手村ではGAP認証を取得した生産者の農産物しか使えない。国は2020年に向けてGAP指導員を増やす方針で、農業高校でのGA

    五輪採用GAP普及へ教材開発中 農業教諭の安座間康、健さん - 琉球新報デジタル
  • 16年度イモ生産20%増 5000トン超 害虫根絶 久米島で拡大 - 琉球新報デジタル

    11月16日は「いい(11)イモ(16)」の語呂合わせで「いもの日」。沖縄県内の2016年度のサツマイモ生産量(推計値)は前年度比20%増の5040トンとなり、10年ぶりに5千トンを超える見込みとなった。13年にイモの病害虫アリモドキゾウムシの根絶に成功した久米島町で作付面積が約2倍、生産量が約1・6倍など大幅に増えたことが、全体を押し上げた。 久米島町によると、13年度に作付面積は32・4ヘクタール、生産量は638トンだったのが、15年度には64・9ヘクタール、1032トンに拡大した。生産農家も59人から現在は95人にまで増えている。 同町産業振興課は「アリモドキゾウムシの根絶でイモの品質が上がり、肥料がたくさん必要な葉タバコから転換してイモを生産する農家が増えた」と農家増の背景を説明した。生イモをペーストに加工する「久米島町甘藷(かんしょ)加工施設」が16年10月に完成したことも生産拡

    16年度イモ生産20%増 5000トン超 害虫根絶 久米島で拡大 - 琉球新報デジタル
    agrisearch
    agrisearch 2017/11/17
    「13年にイモの病害虫アリモドキゾウムシの根絶に成功した久米島町で作付面積が約2倍、生産量が約1・6倍など大幅に増えた」
  • 津堅島、アリモドキゾウムシ根絶へ イモ害虫、最終段階に - 琉球新報

    イモ類などに寄生して深刻な被害を与えるアリモドキゾウムシ イモ類などに寄生して深刻な被害を与え、沖縄県が特殊病害虫に指定する「アリモドキゾウムシ」の根絶が、うるま市津堅島で最終段階に入っている。県は特殊病害虫防除条例を改正し、30日から「アリモドキ―」が寄生する植物(寄主植物)の津堅島への持ち込みを規制する。津堅島で根絶が確認されれば、久米島に続いて世界で2例目となる。 県が防除効果確認調査を実施し、2018年8~10月に国の駆除確認調査が実施される予定。根絶が確認されれば、19年3月ごろまでに植物検疫法に記載された生息域から「津堅島」を除外する法改正などの手続きを経て、正式に「根絶宣言」される。 「アリモドキ―」はサツマイモの葉や茎、エンサイ(ウンチェー)などに寄生する。県は07年から津堅島での根絶防除を進めてきた。トラップ(わな)での捕獲などで津堅島では「ほぼ根絶」の状態が続いている。

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  • 「牧草、もう戻らない」 改良30年 地主肩落とす 高江ヘリ炎上、米軍土壌搬出 - 琉球新報デジタル

    西銘晃さん 【東】東村高江のCH53E炎上事故現場で20日、米軍がショベルカーで何度も現場周辺を掘削し、大型トラック5台分の大量の土を持ち帰った。現場は、土地の所有者である西銘晃さん(64)が30年間かけて牧草地として土壌を作ってきた場所。20日夕方に規制線が外れて、事故後初めて現場まで行った西銘さんは「もう牧草も地面にへばりついてぺしゃんこになっていた。大型車もあれだけ入っていたから。変わり果てていた。いまさら元には戻らないだろう」と肩を落とした。 事故機の残骸を回収する米兵のそばで、土壌の採取を行う県と防衛局職員ら。米軍はその後、パワーショベルで土を大量に運び出した=20日午前11時半、東村高江(具志堅千恵子撮影) 午後3時半ごろ、米軍の大型ショベルカーが炎上した機体のあった場所に近づき、牧草ごと土を掘削し始めた。台風の影響で強い風が吹く中、土とともに牧草がむしり取られていった。大型ト

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  • 石垣でミカンコミバエ34匹確認 島全域を防除へ - 琉球新報デジタル

    石垣島全域に投下・設置する誘殺板を手に、発見しても触れないように呼び掛ける県八重山農林水産振興センターの竹ノ内昭一所長(左)ら=2日、石垣市役所 【石垣】1986年に根絶した「ミカンコミバエ」が8~9月に石垣島で断続的に34匹発見されたとして、再定着を防ぐため沖縄県と石垣市は2日、島全域での防除作業を実施すると発表した。根絶後も散発的に発見されていたが、今回の発見数は最多。誘殺板を島全域に投下・設置するほか、市民にも庭先などで植栽する果物類などの落下果実や熟果の除去・廃棄への協力を求めている。 東南アジアや台湾が発生地のミカンコミバエは、幼虫が果実に寄生して腐敗させ、まん延すると甚大な被害をもたらす。根絶後に石垣島で確認された数としては2014年度の31匹が最多で、今回は2カ月でそれを上回った。島全域で発見されたという。風で飛来したとみられる。防除作業は17年度内に3回、島全域で行う。1回

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  • 辺野古で絶滅危惧サンゴ見つかる 移植に県の許可、普天間影響も - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

    米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古の埋め立て予定海域で見つかった絶滅の恐れがあるオキナワハマサンゴ(沖縄防衛局作成の資料から) 防衛省は27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古の埋め立て予定海域で、絶滅の恐れのあるサンゴが見つかったことを明らかにした。移植のために沖縄県知事の特別採捕許可が必要となる。辺野古移設に反対する翁長雄志知事は慎重に判断するとみられ、移設工事に影響が出る可能性がある。 防衛省は、サンゴの白化が進んでおり、早期の移植が必要だと主張。サンゴの保護を巡り、政府と県の対立が深まる恐れも出てきた。 同省が27日の「環境監視等委員会」で委員の有識者らに説明した。 (共同通信

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  • ダニ媒介「つつが虫病」で死者 宮古島の男性、沖縄県内初 - 琉球新報デジタル

    ツツガムシ(沖縄県衛生環境研究所提供) 沖縄県地域保健課は27日、昨年12月に宮古保健所管内で亡くなった60代男性の死因がダニ媒介感染症の「つつが虫病」だったと発表した。つつが虫病で死者が出たのは県内で初めて。県は、山林や野原に立ち入って1~2週間後に発疹や発熱の症状が現れた場合は、速やかに医療機関で受診するよう呼び掛けている。 つつが虫病は「つつが虫リケッチア」という病原体を持ったダニ「ツツガムシ」に刺されたことで感染する。発熱やリンパ節腫脹(しゅちょう)、発疹などの症状が現れ、治療が遅れると死亡率が高くなる。 県内では2008年以降、宮古保健所管内で23例の感染が報告されている。21例は菌の潜伏期間中に池間島での行動歴があった。昨年12月に亡くなった男性も池間島に立ち入ったことが確認されている。

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  • 白イモ新品種 さまざまに着色可 農業センター、沖縄の土産品に広がり期待 - 琉球新報デジタル

    ペースト加工した白色の新品種(中央)と、「ちゅら恋紅」(左)、「備瀬」 沖縄県農業研究センター(糸満市)は、白色のサツマイモの新品種「沖育09―8―14」を開発した。県内のサツマイモ生産量約4300トンのうち8割以上が紅イモ品種で、残り2割は黄色のイモ。白色の新品種はまさに“異色”だ。紅イモは菓子加工用として栽培が盛んだが、白色イモはマンゴーやウコンなどとの組み合わせでさまざまな色に着色でき、沖縄の観光土産品の多様化につながることが期待される。 新品種はペースト加工に適した粉質の実が特徴で、味は甘さ控えめ。1株当たりの個数も多く、1アール当たりの収穫量は県内で最も栽培されている紅イモの品種「ちゅら恋紅」と比べて約1・6倍(春植え)と収量が多い。 白色のサツマイモの開発を担当した県農業研究センターの謝花治主任研究員=26日、糸満市の同センター 県内で収穫されたサツマイモの7割以上はペースト

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  • ヤンバルクイナ、繁殖できず 今年は自動撮影カメラに姿なし 専門家「ノネコの影響大」 - 琉球新報デジタル

    ヤンバルクイナの親子=2016年 【大宜味】昨年7月、16年ぶりにヤンバルクイナの繁殖が確認された沖縄県大宜味村に設置した自動撮影カメラに、今年の繁殖期にヤンバルクイナの姿が一度も映らず、の姿が映っていたことがNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の調査で分かった。同NPOの金城道男副理事長は「マングースを駆除してヤンバルクイナの生息域が広がっているものの、が多く生息している大宜味村で繁殖は定着していない」と指摘している。 昨年7月、どうぶつたちの病院沖縄が村内に設置した自動撮影カメラに、ヤンバルクイナの親1羽と幼鳥2羽の姿を確認できていた。この場所はヤンバルクイナの繁殖域の南限とみられる。今年も同じように繁殖している可能性があったが、繁殖期の5月以降、昨年と同じ場所に設置した自動撮影カメラにヤンバルクイナの姿は一度も映らず、が映っていた。 自動撮影カメラのほか、録音したヤンバルクイナの鳴

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  • 底面給水で水耕栽培 アジア展開へ、有機にも挑戦 グリーンウインド(名護市) - 琉球新報デジタル

    沖縄美ら島財団子会社のグリーンウインド(名護市)が、台風や水不足が悩みの沖縄の環境に適した「底面給水式植物工場システム」を開発し、アジア展開を目指している。底面給水方式による水耕栽培は根っこごと収穫でき、冷蔵施設がなくても鮮度のいい野菜を流通させられることからインフラ整備が不十分な地域に適している。美ら島財団の研究成果の実用化を進める同社は、世界で初の水耕栽培下での有機無農薬栽培にも挑戦している。 底面給水式の水耕栽培は、ウレタンなどの人工土壌に野菜の根を生やし、プランターの底面を培養液で浸して水や養液を吸い上げるシステム。根っこ全体を培養液の中で成長させる従来の養液循環方式に比べて水の使用量が少なく、ポンプの必要もないため生産コストの低減につながる。 「立体的栽培で単位生産量を高められる」とコンテナを利用した底面給水式植物工場の利点を語る花城良廣理事長=22日、部町の沖縄美ら島財団 植

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    agrisearch
    agrisearch 2017/08/23
    「底面給水式植物工場システム」
  • モンステラ、緑鮮やか 伊江・並里さん 夏生産、ピーク - 琉球新報デジタル

    平張りハウスの中でモンステラの収穫に追われる並里末男さん=7月29日、伊江村西江上 【伊江】花束や観葉植物として人気のモンステラの栽培が盛んな伊江村で、夏場の生産がピークを迎え、栽培農家は出荷作業に追われている。 伊江村のモンステラの出荷は県内シェア約75%を占め、2016年4月に県の農林水産戦略品目として拠点産地に認定された。 23年間にわたりモンステラ栽培を営む西江上区の並里末男さん(58)の平張りハウスでは、生き生きした葉を収穫するため午前中の涼しい時間帯に収穫し、2、3時間ほど水あげをしてから選別し、サイズごとに箱詰めして出荷する。 並里さんは「気温が高くなる夏場は成長がピークになる。1日も休めないよ」と汗を拭きながら話した。の寿代さん(58)は「栽培作業は大変だが、80歳を過ぎるまで頑張りたい」とやる気を見せた。 (橋口美奈通信員)

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  • 大東島のキビ農家、水不足深刻 ロール現象やバッタ食害 - 琉球新報デジタル

    水不足で枯れかかり、バッタの害に遭ったサトウキビ=5日、南大東村 沖縄県の大東島地方は7月以降、まとまった雨が降らず、サトウキビにロール現象が起こり、水不足が深刻化している。 台風5号が大東島地方に4日に接近したが、気象庁によると、南大東島の6日午後3時までの8月の降水量は13・5ミリにとどまる。一部のサトウキビは水不足から枯れかかったり、乾燥した葉を好むバッタの害に遭ったりし、農家は雨を求める声を上げている。 南大東島地方気象台によると、大東島地方は6月は平年比151・5%の282ミリの降水量があったが、7月は同23・8%の24ミリだった。7月の日照時間は330・2時間で、1943年の観測開始以来、最も長かった。川がなく貯水池に水を頼っており、同気象台には農家から降雨の問い合わせが相次いでいるという。 南大東村内のサトウキビ畑の一部では、葉が丸まって水分の蒸発を抑えるロール現象や、バ

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    agrisearch
    agrisearch 2017/08/09
    「南大東村内のサトウキビ畑の一部では、葉が丸まって水分の蒸発を抑えるロール現象や、バッタの一種タイワンツチイナゴの食跡が見られる」
  • イ草の魅力発表 中部農林高 きょうから全国大会 - 琉球新報デジタル

    「高校生ボランティアアワード2017」で照間地区でのイ草生産体験について発表する中部農林高校の(左から)天願操汰さん、宮城竜弥さん、稲嶺佑哉さん、久高玄さん =3日、うるま市の中部農林高校 【うるま】9日から埼玉県で開かれる「高校生ボランティアアワード2017」に中部農林高校のエコ・リサーチ部部員の生徒ら4人が参加する。全国で環境保全活動やボランティア活動などに取り組む高校生が成果を発表する。中部農林高が地元農家などと協力して取り組む、うるま市照間地区での無農薬のイ草生産体験や、イ草を使った商品作りなどについて発表する。 発表には3年生の宮城竜弥さん(17)、2年生の久高玄(はるか)さん(17)、稲嶺佑哉さん(16)、天願操汰さん(16)が参加する。 宮城さんはイ草を使った商品作りについて「昨年はキーケースなどが人気があった。今年も高校生に受けるものを作りたい」と話す。 大会での発表ではブ

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    agrisearch
    agrisearch 2017/08/09
    「小型無人機ドローンで撮影した照間地区のイ草の水田の様子も紹介する」
  • SKEが沖縄マンゴー大使に 新曲「意外にマンゴー」とコラボ - 琉球新報デジタル

    (左から)沖縄県農林水産物販売促進協議会の大城勉会長、SKE48の小畑優奈さん、同協議会の島尻勝広副会長=14日、県庁 沖縄産マンゴーの魅力を全国にアピールしてもらおうと沖縄県農林水産物販売促進協議会は14日、AKB48姉妹グループのSKE48を「沖縄マンゴー大使」に任命した。 SKE48が19日に発売する新曲「意外にマンゴー」と連携し、マンゴーとCD双方の販促を狙う。同日、新曲でセンターを務める小畑優奈さんに県庁で認定証が贈られた。 同日、県内の選果場を見た小畑さんは「沖縄産はみずみずしくて甘くて、いくらでもべられる」と県産マンゴーの魅力を実感。「生産量日一を誇る沖縄のマンゴーを、歌を通して全国に発信したい」と語った。 SKE48のメンバーは今後、都内の高級フルーツ店でのマンゴーフェアの感想をSNS(会員制交流サイト)で発信したり、ポスターに登場したりして県産マンゴーの魅力を発信する

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  • 県産マンゴー 出荷ピーク 宇座さん作品 最高3万円 - 琉球新報デジタル

    競りの結果3万円の値を付けたマンゴー 「クレオパトラのような上品さ」とも評される濃厚な香りが特徴の県産マンゴーをPRするイベントが31日、浦添市伊奈武瀬の県中央卸売市場であった。27日に行われた第10回マンゴーコンテストで上位入賞した5人が育てたマンゴーが競りにかけられ、最優秀賞を受けた宇座徳栄さん(八重瀬町)のマンゴーは同市場で過去最高となる1ケース(約2キロ)3万円の値を付け、高い評価を受けた。 コンテストで入賞したマンゴーは既に消費され、この日は上位入賞者が育てた別のマンゴーが競りにかけられた。優秀賞を受けた4人のマンゴーも約1万円の値を付けた。同市場では通常、2キロで平均7千~8千円程度といい、高い品質に注目が集まった。 マンゴーコンテストで上位入賞した農家のマンゴーを取引する仲買業者ら=31日、浦添市伊奈武瀬の県中央卸売市場 3万円で競り落とした富士物産の仲田笙子副社長は、流通の

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  • 最多32市町村にナスミバエ被害拡大 島トウガラシなど 台風襲来減が影響 - 琉球新報デジタル

    好んで寄生するテリミノイヌホオズキにとまるナスミバエ(県営農支援課提供) 島トウガラシやナス、ピーマンなどナス科の果実に寄生し腐敗させる外来種の害虫・ナスミバエの発生地域が沖縄県内で拡大し、2016年度の調査では前年度から11市町村増えて過去最多の32市町村で31日までに被害が確認された。ナスミバエを引き寄せる効果的な化学物質がなく、広域で発生した現状での防除は難しい状況だ。県はナスミバエが発生していない先島や県外へのまん延防止とともに、年度から被害が大きいトウガラシ類で使える薬剤研究を進めている。 ナスミバエは東南アジア、台湾、ハワイなどに生息し、県内では1984年に与那国島で初めて発生が確認された。2010年には沖縄島でも確認され、被害地域は徐々に拡大した。 ナスミバエはナス科の園芸作物のほか、テリミノイヌホオズキという県内で広く分布する雑草にも好んで寄生する。ここ数年、沖縄島を

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    agrisearch
    agrisearch 2017/08/01
    「トマトやピーマンなどの県外にも出荷される農産物は施設栽培が中心でナスミバエ侵入を防ぐ取り組みが進み、農薬による一般的な対応で防除できることもあって大きな被害報告はない」
  • ウリミバエ根絶成功の故伊藤さん、教え子が伝記発行 やんばる保護も訴え - 琉球新報デジタル

    「伊藤先生の個人史は生態学の歴史記録でもある」と語る「生態学者・伊藤嘉昭伝」編集者の辻和希さん=西原町の琉球大 沖縄県内のウリミバエ根絶を成功させた世界的な生態学者、故伊藤嘉昭さんをしのび、教え子や元同僚など国内外の57人が寄稿した「生態学者・伊藤嘉昭伝 もっとも基礎的なことがもっとも役に立つ」が3月、海游舎(東京都)から出版された。伊藤さんは「基礎を学んでこそ応用もできる」と言い続けて生態学の最先端を切り開くと同時に、農薬を使わない害虫根絶を成功させ、沖縄の自然保護も訴えた。編集を務めた教え子で琉球大農学部教授の辻和希さんは「沖縄への愛情も深かった。あらためて功績を知ってほしい」と呼び掛けた。 伊藤さんは東京都出身で、2015年に85歳で亡くなった。戦後間もない1950年から務めた農林省(現・農林水産省)農業術研究所で、殺虫剤を大量に使う料増産に疑問を持った。動物がどのように子孫を増や

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    agrisearch
    agrisearch 2017/07/07
    「生態学者・伊藤嘉昭伝 もっとも基礎的なことがもっとも役に立つ」
  • 米軍、野戦食のごみ放置 東村高江 - 琉球新報デジタル

    東村高江の県道70号近くに放置された米軍の野戦用携帯糧(レーション)のごみ=1日、東村高江 【東】東村高江で、米軍の野戦用携帯料(レーション)のごみが大量に見つかった。東村高江の県道70号から約5メートル離れた空き地に、レーションの空き袋や使用済みのスプーン、マッチ棒などがそのまま散在していた。 5月下旬、県道70号でヤンバルクイナを見つけた男性(50代)が、クイナを追い掛けると、空き地に散らばっているごみを見つけた。 男性は「自然豊かな森なので、そのまま放置するとカラスも増える。汚さずに持ち帰ってほしい」と求めた。

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  • 1本の木にマンゴー千個! 今帰仁・比嘉さんの農園 - 琉球新報デジタル

    約千個の実を付けるマンゴーを前に笑顔を見せる比嘉峯夫さん=6月22日、今帰仁村今泊のオーチャド比嘉ハウス内 【今帰仁】今帰仁村今泊区のマンゴー農家の比嘉峯夫さん(65)のマンゴー農園「オーチャド比嘉」の1のマンゴーの木に、千個近くの実がなり、地域で話題となっている。木は樹齢約29年。枝を添え木し、全体を低めに伸ばしたマンゴーの木の直径は10メートルを超える。木が大きくなりすぎたため、周りにあった数のマンゴーの木を撤去した。 通常1から約120個のマンゴーが収穫できるという。昨年は同じ木から約400個収穫した。 昨年、野外で小さな虫を補しているクモを見た比嘉さんは「クモがマンゴーの害虫であるアザミウマ(別名=スリップス)をべるかもしれない」と期待。カブリダニ(クモ網ダニ目カブダニ科)のクモを集めて施設内に放した。 アザミウマはマンゴーの新芽、花、果実といった大切な部位に被害が及ぶ。

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    agrisearch
    agrisearch 2017/07/03
    「オーチャド比嘉」「カブリダニ(クモ網ダニ目カブダニ科)のクモを集めて施設内に放した」?
  • カニに甲殻類、貝にサンゴの2寄生 泡瀬干潟で確認 - 琉球新報デジタル

    リュウキュウサルボウに付着したキクメイシモドキ(中左)。手を添えた網目状の部分がキクメイシモドキ。中右は15年に発見された個体。手前はスイショウガイに付いた個体=26日午前、沖縄市泡瀬のウミエラ館 【沖縄】泡瀬干潟を守る連絡会は26日午前、沖縄市内で会見を開き、カニに寄生する絶滅危惧種のフジツボの仲間と、貝類へのサンゴの寄生を泡瀬干潟で確認したと発表した。いずれも非常に珍しい例で、連絡会は「干潟の豊かな生物多様性が確認された」と強調した。 一方で、アオノリの大量発生と干潟に生息する貴重な貝類が大量死する状況が続いており、国と県が進めている埋め立て事業の影響を指摘した。事業者に対応を求めている。 カニに寄生するフジツボの仲間は、4月15日の干潟の観察会で参加者が発見した。干潟に戻したが、メナガオサガニに共生する甲殻類のメナガオサガニハサミエボシであることが後から判明した。カニのはさみの根元に

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