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  • 孤独な農家の救世主 新里えり子(農業者・農福連携技術支援者) <仕事の余白> - 琉球新報デジタル

    「26歩」。これは私の畑の1畝(うね)20メートルを歩いた場合の歩数。それがゴールの見えない長距離に思えることが多々ある。機械化できていない細かい作業の時は、端から端まで1畝3時間程度かかる場合もあるからだ。畝の数は200を超え、心が折れそうになる。農家は孤独なのだ。そこへ救世主として現れたのが農福連携だ。 農福連携(農業と福祉の連携)とは、障がい者が農業を通してやりがいを高め、社会参画を実現していく取り組みである。担い手不足や深刻な高齢化が進む農業の課題解決の一翼を担うと期待されている。 当園にも農福連携の頼もしい助っ人達が現れた。百姓と言われるように、百も二百も仕事があるのが農業だ。仕事を細分化し、切り出すことで障がい者の特性に合わせ、仕事と人をマッチングすることができる。 農業は様々な方が活躍できる素敵な業種なのだ。話はそれるが、他業種でもコンサルタントの方々がまず行うのが、この地道

    孤独な農家の救世主 新里えり子(農業者・農福連携技術支援者) <仕事の余白> - 琉球新報デジタル
  • 琉球国王の肖像画「御後絵」が米国で発見、沖縄県に帰る 沖縄戦で流出、米FBIの盗難美術品ファイルに登録 色彩が初めて判明【動画あり】 - 琉球新報デジタル

    戦時中に沖縄から流出した文化財がこのほど米国で発見され、14日に沖縄県へ引き渡された。玉城デニー知事が15日の定例記者会見で発表した。発見・返還された文化財は22点。第二尚氏第13代国王尚敬と第18代国王尚育の御後絵(おごえ、琉球国王の肖像画)が含まれている。御後絵の実物が戦後確認されたのは初めて。これまで、染織家で沖縄文化史の研究に尽力した鎌倉芳太郎が大正時代に撮影したモノクロ写真が残されていたが、今回初めて実際の色彩が判明した。 県は2001年、御後絵など13件の流出文化財について米連邦捜査局(FBI)の盗難美術品ファイルに登録申請をした。23年3月、FBIから外務省を通じて、流出文化財22点が発見されたと県に照会があった。 FBIから高解像度写真の提供を受け、県はこれらの文化財が「沖縄戦の混乱で米国に持ち出された可能性が極めて高い」と判断し、県への移送を依頼した。FBIに登録した13

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  • 沖縄ポッカ食品が年内で工場閉鎖、解散へ 「さんぴん茶」は委託製造で販売継続 - 琉球新報デジタル

    【東】沖縄ポッカ品(東村、北村嘉洋社長)の同村平良の工場が、建屋や設備の老朽化、人材不足に伴い、年内に閉鎖される。従業員24人については会社が再就職を支援する。同工場で生産されている「沖縄ポッカさんぴん茶」やグァバ茶は県内外の飲料工場に委託し製造、販売を続ける。沖縄ポッカ品は年内で解散する。 工場は1979年にパイン工場として操業を始めたが、工場を運営していた会社と当時のポッカコーポレーション(愛知県)が合弁化し、90年に飲料工場へ転換した。3年ほど前から従業員を募集しても集まらない状況が続き、工場の稼働時間を4時間短縮して操業していた。工場跡地の利用は現時点で未定。 従業員は名護市や大宜味村のほか東村からも5人ほどが通っている。同社は従業員人の希望を最優先に、東村の企業を希望する場合も再就職を支援する。 沖縄ポッカ品の新垣登志夫取締役業務部長は取材に対し「行政や村民にお世話になっ

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  • タイワンツチイナゴが繁殖、サトウキビに被害 宮古島市の来間島 市は農薬散布で幼虫駆除を検討 - 琉球新報デジタル

    例年比で多く繁殖し、サトウキビなどの作物に影響を出しているタイワンツチイナゴ=7月26日、宮古島市の来間島 【宮古島】宮古島市の来間島で、6月ごろからタイワンツチイナゴによるサトウキビへの被害が相次いでいる。駆除のため、市は2024年3月に農薬の散布などを検討する。県や市、来間区によると、タイワンツチイナゴが例年比で多く繁殖し、サトウキビの製糖工場への搬入量が減っている。タイワンツチイナゴが増えるメカニズムは詳しく分かっていないが、小雨で干ばつになると多く繁殖する傾向にあるという。 宮古島市選出の國仲昌二県議と宮古島市の与党市議団が7月26日、来間区の砂川重信区長の案内で、島内の複数の畑を視察した。 砂川区長は「有機肥料をしっかりまいて、水まきや雑草除去をしっかりやっていた場所では被害が小さかった。そうしていない畑の被害は大きかった」と語り、畑の地力を強くすることが重要だと説明した。 被害

    タイワンツチイナゴが繁殖、サトウキビに被害 宮古島市の来間島 市は農薬散布で幼虫駆除を検討 - 琉球新報デジタル
  • カミキリムシ防除で実験 生物農薬「バイオリサ」を使用 安和小のシークヮーサーに卷き付ける 沖縄 - 琉球新報デジタル

    バイオリサ・カミキリをシークヮーサーの木にとりつける第一農薬(沖縄市)の赤嶺達也普及開発課長=13日、名護市の安和小学校 【名護】春先からかんきつ類などを中心に害をもたらすカミキリムシを防除しようと、生物農薬「バイオリサ・カミキリ」を使った実証実験が13日、名護市の安和小学校で始まった。ホーベリア菌とよばれる微生物を付着させて駆除する技術で、鹿児島県などで駆除効果を上げている。敷地内に約30のシークヮーサーがある安和小へ、販売元企業「エス・ディー・エス バイオテック」(東京)が無償で提供した。 カミキリムシは地面に近い木の幹に幼虫が入り、穴を開けて、木を枯らすこともある。バイオリサは、木の幹に、菌がついたシート状のパルプ不織布をまき付けホチキスで止める仕様となっている。このシートの上をカミキリムシが通ると、節や気門から菌が体内へ入り、増殖。1~2週間程度で、体が白くなって駆除されるとい

    カミキリムシ防除で実験 生物農薬「バイオリサ」を使用 安和小のシークヮーサーに卷き付ける 沖縄 - 琉球新報デジタル
  • 宮古島で牛、馬の食肉処理できず センター職員が契約切れ 大型連休に間に合わない可能性も - 琉球新報デジタル

    牛や馬のと畜ができなくなった宮古肉センター=3日、宮古島市上野野原の宮古肉センター 【宮古島】宮古肉センターで牛や馬の大型家畜のと畜を担っていた職員の契約切れで、3月18日以降、同センターでと畜ができない状態に陥っている。と畜するには家畜を沖縄島に移送する必要があり、JAおきなわは移送費の補助も視野に対応策を検討している。 宮古牛、コスト増で需要減の恐れも 関係者によると、JAおきなわの関連法人に当たる同センターにはと畜を担う職員が5人いたが、大型家畜のと畜は嘱託職員の男性1人のみだった。3月17日の出勤を最後に、同センターで大型家畜のと畜ができていない。 JAおきなわは今後、島に移送する際の経費などを計算し、補助が可能かどうか検討を進める。また、大型家畜のと畜技術を学ばせるため、職員3人を県肉センター(南城市)に派遣し、宮古肉センターでのと畜再開を目指すが、「技術習得には約

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    agrisearch
    agrisearch 2023/04/06
    「大型家畜のと畜を担ってきた嘱託職員の男性によると、次年度の契約を更新する際、同センターはこれまで支払ってきた賞与を支払わない方針を示した。男性は契約内容を不服とし、契約を更新しなかった」
  • 特定外来生物オオヒキガエルをペットとして飼育か、容疑で男を逮捕 「保護しただけ」否認 沖縄・石垣市 - 琉球新報デジタル

    特定外来生物のオオヒキガエル(環境省那覇自然環境事務所提供) 沖縄県警八重山署は13日、生態系への影響が懸念される大きさ約5センチのオオヒキガエル(中南米原産)1匹を石垣市内の宿泊施設で飼育していたとして、外来種被害防止法違反(飼養等の禁止)容疑で自称同市のアルバイトの男(21)を逮捕した。「保護しただけで、飼育していない」と容疑を否認している。同容疑での摘発は、2004年の統計開始以来、県内では初めて。 逮捕容疑は13日午後4時55分ごろ、石垣市内でオオヒキガエルを飼養した疑い。容疑者の部屋には、特定外来生物に指定外の複数の生物がケージなどで個別に飼育されていて、ペットとしてオオヒキガエルも飼育されていたとみられる。 オオヒキガエルは大型のカエルで、サトウキビの害虫駆除目的で日に移入された。生態系に悪影響を及ぼす可能性があることから、環境省は特定外来生物として、飼育や保管、運搬などを禁

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  • 沖縄県花卉園芸農業協同組合が3年ぶりに初荷式 キク80万本を出荷

    式典参加者らに見送られ中北部のセンターへと向かうトレーラー=3日、浦添市の花卉園芸農業協同組合集配センター 「太陽の花」ブランドで知られる県花卉(かき)園芸農業協同組合(前川亮一組合長)は3日、浦添市伊奈武瀬の同組合集荷センターで初荷式を開催した。3年ぶりの開催に生産者や輸送業者らが出席し、中北部のセンターに向かうトレーラー5台を見送った。初荷では4日に行われる初競りに向けて、キク80万余りを全国に輸送した。 前川組合長はコロナや世界情勢、石油価格高騰などに触れ「昨年は多くの変化があった。11月は曇天が続き大雨も降ったが予約注文分は全て納められた。今年も消費拡大に向けて精力的に頑張りたい」と決意を新たにした。 (金盛文香)

    沖縄県花卉園芸農業協同組合が3年ぶりに初荷式 キク80万本を出荷
    agrisearch
    agrisearch 2023/01/04
    「太陽の花」
  • 国内初、トマト病害のウイルスを沖縄で確認 台湾から侵入か…病原性強く拡大懸念 - 琉球新報デジタル

    国内で初めて確認されたウイルスに感染し発病したトマトの様子(近畿大学提供) トマトの生育を阻害する病原ウイルスの新種が、国内で初めて沖縄で確認された。近畿大学大学院の小枝壮太准教授(野菜園芸学)らの研究で明らかになり、同大が2日発表した。台湾からの侵入とみられ、県内で既に発生が報告されている従来のウイルスより病原性が強く、抵抗性のある品種のトマトでも被害の広がりが懸念されるという。 ウイルスは「ベゴモウイルス」と呼ばれる属で、昆虫のタバココナジラミが媒介して感染し、葉が黄色くなったり、巻いて縮まったりする「トマト黄化葉巻病」を引き起こす。症状が進行すると、開花しても実が付かなくなる場合が多い。 小枝准教授らの研究チームが2020年3月に県内8市町村で調査し、2市のハウス栽培のトマトから黄化葉巻病の症状と、新たなベゴモウイルスの一種「LELCV」を確認した。LELCVは台湾で2015年に初め

    国内初、トマト病害のウイルスを沖縄で確認 台湾から侵入か…病原性強く拡大懸念 - 琉球新報デジタル
    agrisearch
    agrisearch 2022/11/08
    「2市のハウス栽培のトマトから黄化葉巻病の症状と、新たなベゴモウイルスの一種「LELCV」を確認した。LELCVは台湾で2015年に初めて発見されたが、これまで他国での報告事例はなかった」
  • 那覇市立の8図書館、ウイルス攻撃でシステム障害 貸し出し停止、復旧の見通し立たず - 琉球新報デジタル

    図書館でのシステム障害について説明する那覇市教委の小嶺理生涯学習部長(右)と島袋元治中央図書館長=14日、那覇市役所 那覇市教育委員会は14日、会見を開き、第三者がデータを暗号化して身代金を要求するウイルス(ランサムウェア)の攻撃に伴うシステム障害で、市立図書館8館での貸し出しを停止していると発表した。ウイルスの侵入経路は不明で、復旧の見通しは立っていない。 >>より詳しく 【身代金要求「応じない」 那覇市の図書館がランサム被害、19万人分のアクセスが不能に> 那覇市によると、ウイルスへの感染は13日朝、職員が図書館システムを起動できないことに気づいたことで発覚した。外部から暗号化されたのは利用者情報や蔵書などのデータで、図書館側がアクセスできない状態になっている。利用者情報(約19万人分)は氏名のほか、住所や連絡先などを含んでいるが図書館側で既に暗号化していたため、流出の可能性は少ない

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    agrisearch
    agrisearch 2022/10/15
    ランサムウエア
  • ミカンコミバエ急増 21年度は根絶後、捕獲最多に - 琉球新報デジタル

    県内で捕獲数が急増しているミカンコミバエ(県提供) 1986年に県内全域で根絶された特殊病害虫のミカンコミバエの発見事例が、近年急増している。2021年度は大東諸島を除く県内全域で、根絶後最多となる341匹が捕獲された。現時点で定着はしていないものの、今後県内で広がる可能性もあるとして、県は農家だけでなく家庭菜園をしている一般世帯にも防除対策を徹底するよう注意喚起している。 ミカンコミバエは果実の中に卵を産みつける。寄生するのはマンゴーやかんきつ類、アセロラなど幅広く、定着してまん延化すると植物防疫法に基づく緊急防除として県外に果実類を出荷できなくなる可能性もある。 県の担当者によると、急増の原因は特定できていないが、台湾や東南アジアなどの発生地域から風に乗って飛来したり、海外から寄生果実が持ち込まれたりしたと推察される。防除対策として、産卵場所をつくらせないため庭先の落下果実を放置せず速

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  • デイゴやホウオウボクを病害虫から守れ! 沖縄県が対策マニュアル作成 - 琉球新報デジタル

    開花したホウオウボク(県環境部環境再生課提供) 沖縄の夏を紅(くれない)に彩る花木「デイゴ」と「ホウオウボク」。道路や公園、学校などに多く植えられ、南国の夏の景観をつくっている。半面、病害虫にむしばまれて枝を切り落とされたり、大量発生した病害虫が木の下に広がったりと美観を損なっているという苦情が上がることもあり、時には人体への健康被害も発生していた。南国・沖縄の夏の美観を守るべく、県は両木に特化した病害虫の予防、診断、防除マニュアルを作成した。県環境部環境再生課は市町村や道路、公園管理者らに配布する予定だが、ホームページでも公開し県民にも活用を呼び掛けている。 環境再生課によると、市町村、道路、公園管理者らから上がる病害虫の被害報告のうち、デイゴとホウオウボクが特に多かった。防除は剪定(せんてい)が主な手法だが「剪定し過ぎて美観を損ねたり、剪定した部位から逆に病原菌に感染したりすることもあ

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    agrisearch
    agrisearch 2022/04/27
    「ベニモンノメイガ」「タイワンキドクガ」
  • 無農薬ジャガイモ「もとぶ美ら女王」ブランド化 県外への販売強化や国外輸出も - 琉球新報デジタル

    有機JAS制度に適合した、煮崩れしにくいジャガイモ「もとぶ美ら女王(クイーン)」を生産する前原信勝さん=21日、部町役場 【部】部町(平良武康町長)は21日、2020年に化学物質に頼らず自然界の力で生産された品の基準を定めた「有機JAS規格」の認証を受けた前原信勝さん(80)の無農薬のジャガイモを「もとぶ美ら女王(クイーン)」としてブランド化し、県外への販売強化や国外輸出を視野に展開していくことを発表した。22日から新ブランド名で県内量販店などで販売する。 もとぶ美ら女王(クイーン) 販売強化、輸出も視野 前原さんは、10年ほど前に農場の土づくりから始めた。ススキを短く切って土にすき込み肥料にしたことで、土に酸素を多く取り込めるようになった。除草剤は使用せず、防草シートを敷き雑草は手作業で除去している。町豊原の約6600平方メートルの農地で栽培し、昨年の収穫量は5トン。今年は6トン

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  • 琉球の入れ墨「ハジチ」復興、自らの手で うちなー女性の誇り刻む - 琉球新報デジタル

    かつて禁止令が出され「悪風汚俗」とまで言われた琉球の入れ墨「ハジチ」だが、今の若者が身にまとえば日常風景にも意外と溶け込む。父親が那覇市出身の平敷萌子さん(29)=東京都=はハジチを施すハジチャーとして、東京を中心に活動する。最近は県内からも仕事の依頼があり“逆輸入”で活躍の場を広げる。「自分のルーツ、沖縄につながる形のあるものだと思う。残していきたい」。消滅したとされるハジチを復興させようとの思いを、その手に刻む。 自らも両手にハジチを彫りハジチャーとして活動する平敷萌子さん=3月、那覇市内 「沖縄っぽい」「ハーフ?」。栃木県宇都宮市で生まれ育った平敷さんは幼い頃からそう言われてきた。なじみの薄い名字や見た目だったのか、自分の意思とは関係なく、むしろ周囲の言動から「うちなーんちゅ」であることを強く意識させられたという。 そんな平敷さんがハジチと出合ったのは多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒

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  • <社説>竹富町長逮捕 事件の全容解明求める - 琉球新報デジタル

    竹富町が発注した海底送水管更新工事を巡り、入札情報を業者に漏えいし入札を妨害したなどとして、県警は、同町長の西大舛高旬容疑者を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕した。同時に落札業者JFEエンジニアリング社員3人と、下請け業者ら2人を公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕した。 海底送水は西表島を水源地に、黒島、小浜島、新城などを結ぶ重要インフラである。町長の立場を利用して町民の暮らしに欠かせない事業で不正を働いたことは、公職にある者として決して許されない。 県警は西大舛容疑者と工事関係者との間で金銭や物品の授受がなかったかなど、贈収賄容疑も視野に慎重に捜査を進めている。事件の全容解明を求めたい。 県警によると、西大舛容疑者は、町発注の「竹富海底送水管更新工事」の指名競争入札について、プラント大手のJFE側に最低制限価格を漏らした疑いがある。西大舛容疑者は、入札に関する予定価格などを最終決定する決

    <社説>竹富町長逮捕 事件の全容解明求める - 琉球新報デジタル
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    agrisearch 2022/02/16
    「町発注の「竹富海底送水管更新工事」の指名競争入札について、プラント大手のJFE側に最低制限価格を漏らした疑い」
  • 小さな虫が大活躍!「天敵栽培」八重山の農家で広がる 新たな害虫対策で注目 - 琉球新報デジタル

    ゴーヤーの品質を確かめる農家の宜野座安剛さん。天敵栽培を導入してから害虫被害は激減したという=12月23日午後、石垣市 【石垣】目には目を、虫には虫を―。八重山地域の農業で近年、小さな生き物たちが害虫対策で大きな成果を挙げている。ゴーヤーなどにつく害虫を餌とする体長1ミリにも満たないダニの仲間などを畑に散布し、害虫をべてもらう「天敵栽培」と呼ばれる栽培方法が広まりつつあるのだ。農薬を減らしながら収穫量も上げることができるといい、導入した農家からの評判も良い。 天敵栽培は「スワルスキーカブリダニ」などの虫を活用して害虫を駆除する。この栽培方法は、ナスの生産が多い高知県などで盛んだった。ナスの受粉にはハチが必要で、ハチを生かしつつ害虫を取り除く必要があったことから、天敵栽培が取り入れられたという。県内では5年ほど前から、八重山地域のゴーヤー農家などで導入が進んでいる。 従来の農薬を使った害虫

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    agrisearch
    agrisearch 2022/02/14
    「スワルスキーカブリダニ」
  • シークヮーサー生産V字回復へ 立ち枯れ、カミキリムシ以外にも要因か - 琉球新報デジタル

    シークヮーサー(資料写真) 島北部でシークヮーサーの立ち枯れ被害が相次いだ問題で沖縄県は11月30日、浦添市の県中央卸売市場で会見し、症状を引き起こす要因はカミキリムシなどによる害や疫病だけでなく、栽培管理上の課題など複数要因が関係しているとの調査結果を公表した。シークヮーサーの生産量は2020年産から回復傾向にあり、21年産も3488トンを見込むなど好調だと説明した。 立ち枯れは2010年頃から確認されていたが、被害が深刻化したため、県はカンキツ立ち枯れ症状対策チームを設置し、20年10月~21年3月に生産農家へのアンケートを実施していた。 作業の省力化を図りながら病害虫管理をする方法を提案する松村まさと主幹(左から2人目)=11月30日、浦添市の県中央卸売市場 アンケートの回答数は680戸。対象樹木8万8236のうち、6.3%に当たる5545で症状が出ていた。対策チームが現地調

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  • ヘルニア2カ所、それでも農業で再出発 工夫重ねてリーフレタスに活路 - 琉球新報デジタル

    2カ所のヘルニアを患いながら自分に合った農業でチャンスに巡り合った仲睦さん=1月27日、北中城村瑞慶覧 【北中城】2カ所のヘルニアと付き合いながら、自分に合った農業に出合い、試行錯誤する人がいる。北中城村瑞慶覧のなないろファーム代表の仲睦さん(39)は農業用軽石を使った農業で、県内では夏場の供給に課題がある葉野菜の安定生産に挑んでいる。農業経験ゼロだったが、2年ほどで大手スーパーとの契約も間近だ。福祉の仕事をしていた経験もあり「子どもたちへの育や地域の社会福祉にも貢献したい」と夢を描く。 仲さんは10年ほど介護の仕事をしていたが、腰のヘルニアを発症し続けられなくなった。その後、空調関係の仕事に就いたが、上を向く作業が多く今度は首のヘルニアを患った。満身創痍(そうい)。途方に暮れた。 それでも前を向いた。亡くなった祖父がランを栽培するために約3300平方メートル(約千坪)のビニールハ

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  • 噴き出した水柱は30m超え 農業用水管が破損 沖縄・名護市  - 琉球新報デジタル

    農業用水管が一部老朽化して破損し、一時30メートル以上上がった水柱=7日午前10時半ごろ、名護市真喜屋(羽地大川土地改良区提供) 【名護】沖縄県名護市真喜屋に設置されている農業用水管から7日午前10時半ごろ、空気弁の老朽化で水が噴き出し、一時30メートル以上の高さまで水柱が上がった。管理する羽地土地改良区が水を止め、同11時半ごろに漏水は解消された。午後6時までに部品を交換した。8日朝からは通常通り農業用水を使用できるという。 7日午前10時半ごろ、市民から「農業用水管から水が噴き出している」と土地改良区に連絡があった。土地改良区によると、用水管の空気弁の根元の部品が老朽化し、空気弁が吹き飛んでいた。建物や車両などの被害は確認されていない。

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  • 豊見城に植物工場整備へ 沖縄物産企業連合、無農薬で野菜 台湾から技術導入 - 琉球新報デジタル

    沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)は台湾から農業技術を導入し、沖縄県豊見城市内で同社初の植物工場の整備を進めている。年内にも稼働し、早ければ2022年1月に初収穫を見込む。通常の施設園芸と同様に太陽光を利用しながら、作物の生育状態に合わせた養液管理によって無農薬野菜を栽培する。県内では人工光型の植物工場が主流で、自然の太陽光を使って養液栽培する植物工場は珍しいという。生産した野菜は土向けに販売し、沖縄発の新たな“物産”を目指す。 植物工場は床面積が約990平方メートルで、鉄筋で高さ4メートルの骨組みを建設する。耐久性の高い特殊ビニールを台湾から輸入して外壁と天井を覆い、温度や湿度の生育環境を管理する。ゴーヤーをはじめトマト、ヘチマ、パプリカ、メロンなどの果菜類を栽培する予定。 ビニールを透過する自然光を使用するため、発光ダイオード(LED)などを使った完全人工光の植物工場に比べて電

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