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  • 査読の歴史――なぜ学問は相互吟味を必要とするのか|Reading Monkey

    要旨「査読は1665年の科学雑誌創刊とともに始まった」という通説は、歴史的に支持できない。アインシュタインの1905年論文もEPR論文も、ワトソン=クリックのDNA論文も外部査読を経ていない。外部査読が標準となるのは第二次世界大戦後、「peer review」という語の定着は1970年代である。稿は、学問がなぜ相互吟味を要するのかを可謬性・依存・責任・稀少性・構成の五つの理由に分解し、査読を含む学術的相互吟味の歴史を巡り、中世の討論から生成AIまでを検討する。現代査読の形式は、主として責任と資源配分の観点からの要請だったにもかかわらず、認識論と「品質保証」の語彙で正統化されてきた——この乖離(査読神話)が今日の論争を噛み合わなくしている。学問が必要としてきたのは査読ではなく相互吟味であり、査読はその一実装にすぎない。 序論 二つの問い1 通説とその解体「査読(peer review)」は

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