NTTコミュニケーションズは5月28日、自社のサーバ設備が外部から不正アクセスを受け、一部の情報が漏えいした可能性があると発表した。漏えいの可能性が分かっているのは法人の工事に関する情報で、現在までに顧客管理情報や個人情報の漏えいは見つかっていないとしている。 漏えいの可能性があるのは、同社の法人向けサービス「Bizホスティング エンタープライズ」と「Enterprise Cloud1.0オプションサービス」に関する工事情報。 攻撃者は、2つのサービスの管理サーバが置かれたセグメントに接続する海外拠点サーバを踏み台に侵入。NTTコムが調査した結果、同セグメント内の運用サーバ(サーバB)に到達していたことが分かった。このサーバBに接続していた工事情報管理サーバから、外部へ情報が漏れた可能性があるという。 また、攻撃者はサーバBからNTTコムの社内セグメントにあるディレクトリ管理システム「Ac