写真1 “危険”という名前の会社の“相棒”という名前の端末。いま、米国の一部のショップでは売り切れ状態。市場の反応はまずまずといったところなのか? 日本ではモバイルの電子メール環境といえば、携帯電話がメインになっているが、米国では、“双方向ページャー”と呼ばれる高機能なポケベルが、法人顧客を中心に支持されている。その代表例が1999年にデビューしたカナダRIM社の「BlackBerry」で、2001年には音声通話にまで対応してしまった。 そんな北米のメール端末市場に、BlackBerryよりも安く、18歳から34歳までの若い層をターゲットに絞って登場したのが、米Danger社の「Sidekick」(サイドキック)である。 2002年10月に発売されたSidekickは、電子メールの送受信、Webブラウズ、AOLインスタントメッセンジャーを使ったチャット、PIM機能、外付けカメラを利用した撮