東京やニューヨークのような大都市ならともかく、地球上のあらゆる場所を360度方向から撮影して、ストリート・マッピングに利用することは大変な時間とコストを伴う。しかし、ユーザーが撮った写真を集めて合成し、3D写真を生成することが簡単になれば、近い将来、UGC(ユーザー生成コンテンツ)から自動合成された3D空間を楽しめる日が来るかもしれない。 マイクロソフトのフォトシンス(Photosynth)は、ある場所を様々な角度から撮影した多数の写真を収集、解析し、それらの内容の同一性を分析して、3D写真として再構成するテクノロジーを持つプラットフォームである。出来上がった3D写真は、どんな角度から眺めてもリアルであり、またズームインも容易にできる。フォトシンスは、マイクロソフトとワシントン大学との共同開発によるサービスで、ウェブ上で類似の写真を探す機能も開発中であるという。 CG(コンピュータ・グラフ