中山浩太郎(東京大学 知の構造化センター) はじめに「Deep Learningに関するブックマークの記事を書いてほしい」 原稿依頼を受けたときはあまり深く考えず引き受けたのだが、いざ執筆する段階になって、学会誌という永続性の高い紙媒体でWebブックマークのような不確実性の高い(永続性が保証されない)情報を残す場合、どのようなスタイルで提供すれば読者に役に立つ情報になるのか考させられた。そもそもブックマークは往々にして単なるリンクの羅列であり、結局どのリンクが重要なのか、読者が判断するという形式だ。これではリンクを開いてがっかりする読者が多くなってしまうのではないかと危惧した。そのため、個人的に重要度の高いと思うものを絞り込んで、説明文とともに少し長めの紹介していくという形式を取りたい。これは、重要なものはリンクとしては消えにくいだろうという仮説と、重要かどうかの判断材料になればという期待