「小説の面白さの話」と「けものフレンズ12話のとあるシーンの面白さの話」を全然違うタイミングで全然違う文脈として見かけたのですが、この両者は基本的に同じ事を言ってるな?…と感じたのでまとめてみました
![「けものフレンズ」12話の「引き算の演出効果」の話が、小説のそれと似ている話](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0fb17517277aa9fdc18c30bb738a7091310f56ba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2Fcf2addd5cef6ffcc80973610cd09c16a-1200x630.png)
こんにちは、Mistirです。 ……さて。 現在Twitterを中心に、今期アニメ史上ーー否、アニメ史に残る「特異点」が観測されている。 そう。 『けものフレンズ』の流行だ。 劇的感染、パンデミックと言ってもいい。 タイムラインでは多くの「感染者」が確認されている。 togetter.com Twitterでも概ね同じ状況と言っていい。 ある者はIQを奪われ、「たのしー!」「すごーい!!」「君は◯◯のフレンズなんだね!」と定型文を繰り返すだけになってしまった。 一方、ある者は「けものフレンズ考察班」と呼ばれ……けものフレンズ世界の「怖さ」を考察している。 ……分からなかった。 本当に、分からなかった。 第一話時点で、『けものフレンズ』は伝説のアニメ『キルミーベイベー』と比較されていた。 けものフレンズの感想2 ・キルミーベイベーからギャグとテンポを抜いた感じ ・しんざきおにいさんは面白い
テレビアニメ版『けものフレンズ』を構造分析的アプローチで徹底考察!その面白さは7000文字でも語りきれない 2017年冬アニメで一番話題になっている『けものフレンズ』。なぜこれほどまでにこの作品が話題になっているのかを綴った論考は多数見受けられるが、純粋に物語の構造を分析した情報は少ない。しかし、この作品を見れば見るほど優れた「構造」がそこにあるように思える。そこで今回は、『けものフレンズ』を構造分析的に見るというアプローチを通して、この作品の面白さを考えてみたいと思う。 本文は、作品に新たな発見や楽しみ方のバリエーションを加えることを目的としている。ネタバレを極力含まない形で書かれているが、公開されている作品を一通り見た後で読む方が望ましい。これはあくまで作品を見る時の視点をいくつか提供するものだ。当然、人によってもっと別の解釈があってかまわない。この文章を通して『けものフレンズ』の楽し
その話は考察するに値しない。 脚本の人は哲学的ゾンビなのだから。 彼女は真顔でそう言った。 千代ちゃんの一撃 相変わらず『けものフレンズ』が人気である。どれほどの人気であるか、人気の秘密は何かということは、今さらここで書く必要は無いだろう。一つ言うならば、7話で答え合わせがされると共に、新たな謎が提示されたのは良い構成だった。きちんと考えて作っていることを示し、これからもそうであると伝えている。回を重ねるごとに増えていく #けものフレンズ考察班 は今後も活発に使われることだろう。 そんな風潮に対し、前々から水を指すような画像が貼られるのを何度か見た。 『月刊少女野崎くん』第6巻より これは『月刊少女野崎くん*1』第60号(第6巻収録)の一コマである。状況としては、片思いの王子役を演じることになった鹿島が、その感情表現について悩んでいたのに対しての一言である。 『月刊少女野崎くん』第6巻より
マップ兵器というのは、いわゆる「個々に対してではなく、広範囲を全体的に攻撃する兵器」の総称で、スパロボ等SRPGで使われる事が多い言葉です。具体例を挙げると、核兵器や水素爆弾であったり、アニメで言えば、ホーミングレーザー(「トップをねらえ!」)や相転移砲(「機動戦艦ナデシコ」)ですね。大雑把にわかりやすく言ってしまえば、「薙ぎ払え!」ということですね。 具体例を見てもらったほうがわかりやすいと思うので2つほど。 ・「魔法少女リリカルなのはStrikerS(07/TV)」 26話 なのはSTSにおける、マップ兵器表現。光球が拡大と縮小を繰り返しながら、横にPANすることで、「広範囲に渡って敵を殲滅している」という描写になっています。これは単純に言うと、「圧倒的な強さ」の表現ですね。 ・「米韓合同軍事演習(資料映像)」 (NHKニュースより引用) これは先日見つけた、米韓合同軍事演習の資料映
昨日一気に考えが変わった。 全ては「近所のTSUTAYAで「ボカロPが群雄割拠なり☆」っていうポップがついてるCDがあったからどうせミリオンPばっかりで俺とは違う世界だろと思って裏見たら約半数がフォロワーでワロタw」というツイートから始まった。 次に、ボカロクラスタにもミクノポップクラスタとボカロッククラスタがあるんじゃないか、と言い始めた。ボカロ曲の主流がミクノポップ系からボカロック系に移行したのがおそらく2009年。では2009年に何があったのか?これを考え始めたことから、俺の考えがガラっと変わった。 あまり固まっていない今現在の考えを書き殴る。 VOCALOIDタグで再生数ソートしてみると、2009年初めからボカロックの時代が徐々に始まり、2009年後半に高速ボカロックの時代が来ているように見える。 この変化は、ニコニコの一般化戦略、および歌ってみたの流行と軌を一にしている気がする。
最近ニコニコ動画の話ばかりしてる気もしますが、まあ書きやすいし書くこともあるし、ということで。 ランキングとか、カテゴリ分けの話がまたぞろ物議を醸していて、これで何回目だよ?つか何周目?というくらいループしてるんですが、結論は出てる話なんですよ。ランキングに頼ってる限り、はっきり言って分離とか隔離とか、無理ですから。 一般化、というと抽象的だけど今までニコニコ動画を使っていない、あるいは嫌っている人に、利用してもらいたい、好きになって欲しい。という話ですよね。それはわかる。そのためには文脈依存性の低い動画を盛り上げなきゃ、というのも理解出来る。だけどその方法が、文脈依存性の高いジャンルをランキングから排除となると、ちょっと待て、となる。 何故上手くいかないかは言うまでもない話なんですが、特にニコ厨と呼ばれるようなニコニコヘビー層は何も人気ジャンルばかり見てるわけじゃなくて、面白ければなんで
twitterを見ていたらid:rev84さんのTLで知った動画。作品の内容に感動のあまり放心しているうちにいっきにはてブでも人気エントリーになっていた。 最近、新成人になったらしいラクダ、ウサギ、ブタの三人が難しい選挙の意義や仕組みを歌でわかりやすく説明するショートアニメ。毎回、選挙に関するトピックを一つ取り上げて三人によるショートコント的な導入部分→歌→オチという内容を約三分で繰り返す。各話の題材は多数決、期日前投票、マニフェストなど、非常に難しいものが連続しますが、歌に乗せて平易に説明します。 歌詞を書き起こすとこんな感じ。わたしの暮らしを助けてくれるわたしの暮らしを守ってくれる明るい政治(明るい政治) 頼れる政治(頼れる政治)安心して食事ができるのもみんな みんな 決めるのは明るい政治(明るい政治) 頼れる政治(頼れる政治)だから!選挙 選挙 明るい選挙選挙 選挙 明るい選挙Oh.
ニコランで起こっている現象 ニコニコランキングを毎週チェックしているのですが、最近ニコニコランキングでは珍しい現象が起こっています。 話題を呼んでいるのはこちらの動画 なんと週刊ニコニコランキング8週連続一位を取っているのです。しかしながら、この動画がランキングに表示された時に発されるコメントは必ずしもポジティブなものではありません。 「また工作か」 「信者キモい」 そして、同時に起こってきた現象として最近のニコラン上位の「釣り動画」の多さが挙げられます。BadApple!の前の1位は釣り動画【⊍ ⊍】 温かいミルク 出してあげる ☆ - ニコニコ動画でしたし、今週の2位ニコニコ動画の宝石箱 - ニコニコ動画と、釣り動画がランキングにおけるプレゼンスを大きくしています。 現在ニコ動のランキングにおいて問題となっている「工作」「信者」「釣り」について思うところを書いてみました。 既に文化にな
初音ミク界隈で理解されてないことの続き。 ねとすたシリアスでこういう話が出ていました。 23分52秒あたり 黒瀬陽平さんの発言 初音ミクが一番、やっかいというか、要するに僕らにとっては「初音ミク」っていうのをどう論じたらいいか解んないんですよ。キャラなんだけど、キャラクターものとして扱うにはあまりにも大きな現象を含みすぎていて。 そういう風に認識してもらっているというのは、初音ミクファンとして非常に嬉しいです。そこまで理解してもらっていたら、既にかなり理解されていると思うんですけど、いちファンとして、少しでも解説を試みたい気分になっちゃいますよね。 (この他に、東先生も「初音ミクはよく解らない」というような旨の発言をぽろっと、こぼしている場面を見たような気がして、それがどこだったか、3日ぐらい探しているんだけど未だに見つけられないんですけど、たぶん似たような認識なんだと思います) 私は初音
ある人はそのビジュアルが好きだと言うし、またある人はその声が好きだと言う、はたまたただのプログラムだと言う人もいるし、年頃の女の子として見ている人もいる。 http://d.hatena.ne.jp/sad_smiLey3/20090923/1253722204 人によって初音ミクに抱いているイメージが全然違ったりする。だけれどもそれがぶつかり合うことなく共存出来ている。それは初音ミク、Vocaloidの持つとても面白い特性の一つですよね。私にとっての初音ミクという存在は、かつてネット上に舞い降りた歌姫であり、多くのアマチュア音楽家に福音をもたらしたボーカルツールであり、出会うはずがなかった音楽家や絵師、歌い手、そして聞き手とを結ぶ繋ぎ手ということになるのかな。 初音ミクという神話のおわり - 未来私考 去年この記事を書いて以来、その後の初音ミクについてももう少しフォローをした記事を書きた
今週のコラムニスト:レジス・アルノー トイレを修理してもらうために呼んだ業者にこんなことを言われたら、どうだろう。「うーん。ちょっと待ってください。セカンドオピニオンを聞かないと」。さらに悪いことに、医者にこう言われたら?「おかしな病気ですね。医者を呼んできます!」 8月30日の総選挙で民主党本部に詰めていたとき、私の頭に浮かんだのはこんなバカげた光景だった。日本のジャーナリスト5人に、次々と同じ質問をされたのだ。「政権交代をどう思いますか」 そういう疑問に答えるのが、ジャーナリストの役目ではないのか。そもそもそのために給料をもらっているのでは。その場に居合わせたイギリス人ジャーナリストが私に言った。「よくあんな質問に答えましたね。あんなものはジャーナリズムじゃない。日本の記者はただ騒いでいるだけ。今夜、この国が根本から変わったことを理解していない」 総選挙を境に日本は根底から変わった──
「けいおん!」12話みたよー。 いやあ、最高でしたね! 「たくあん」ネタをやるとはね! 「和尚?」って聞いたときには吹きましたが。やはり平沢家の血はなにか違う。 まあたくあんはどうでもいいです。いや、よくないです。食べたいです。 12話は1話の話の回想をも交えながら、それぞれの成長が詰まったものっすごい青い回でした。 青い話はまあ後でするとして、各キャラの成長を改めて振り返ってみたいと思います。 ●むぎの成長。● 今回、ものすごい成長を遂げたのはむぎだと思います。 むぎはMVPといってもいいくらいですよ! 第一話の時のむぎは、完全に巻き込まれた感じでした。そもそも別の部にはいる予定だったのが「面白そうだから」ということで律に引きずり込まれました。 それ以降、彼女の立ち位置は傍観者でした。 お嬢様育ちで、一般的な人たちのやりとりを全く知らない彼女。時にとんちんかんな言動を繰り広げたりしつつ、
反=アニメ批評, 2009年春期アニメ第12話「軽音!」をもって、一応の最終回を迎えた京都アニメーション制作による2009年春期の大人気アニメ『けいおん!』。 今回はその『けいおん!』第12話において現れていた「反復」という主題に関して確認していこうと思います。 『けいおん!』第12話は、ひたすら何かを反復します。とりあえず、ここでは「反復」が「差異」を描き出している点については言及しません。ただ、反復に関してのみ、説明することが憚られるほど明らかなシーンから語らせていただけるならば、まずは例えば、家に忘れてきたギー太を取りに唯が駆けまわる場面。 部屋に戻り、ギー太を担いでは再び学校へ急ぐ唯は、第1話冒頭を反復しては、リビングで足を滑らせ、 ・第12話 ・第1話 いきおいよく玄関を飛び出したかと思うと、 第1話と同じ道を同じように走り抜ける。 途中、第1話の寄り道シーンが文字通り反復して挿
このはてダは基本的に親戚縁者5人程度しか見られてないのです。書いた翌日に、ばあちゃんから「元気そうだなァ、小遣いやっからなァ」って電話かかってくるくらいの反応しかないのです。昨日鼻くそほじりながら投降した記事がなぜか戀塚さんにブクマ()され、それからカウンターが猛烈な勢いで回り始め、「うわ! モヒカン軍団がヒャッハーって攻めてきてdisられる!」と布団の中でgkbrしてました。 わずか10のブクマでこんなだったら、何百ってブクマもらったらいったいどうなるのよ? というか、ぼくがニコ動に投降したボカロ曲よりブクマ数が多いのは悲しいです。あ、あたしだって、殿堂入り曲があるPなんですからねッ! さて、読者が多いうちにボカロについて少し語っておこうと思います。 打ち込み系音楽カテはブームが来るとすぐ飽きられる 東方系やドナルドや伯方の塩など、素材の流行り廃りで回転していくネタリミックス系は別として
今日、企画書を書いてみました。PDF(パス:niconama) http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org25274.pdf.html htmlバージョン http://blog-imgs-32.fc2.com/n/i/c/niconamaentame/niconamadorama.html 金にもならない事を、よくもまあ頑張るなあと言う無かれ。何ていっても暇人ですから、ニコ充ですから(笑)。 添削、htmi化などで、はるさんに助けていただいて感謝しております。 以下、企画内容 俺たちがメディアだ!m9(`・ω・´)ビシィッ!! 「ニコ生ドラマ」企画 提案者: まるでダメなオッサン [1] 1. 背 景 ニコニコ生放送は今後放送枠の増加が予定されており、その結果、視聴者の趣向が細分化、固定化すると予想される。 そのような閉じたコミュニティは新規視聴
始めはネタだと思っていた。いや、つい最近までニコ厨のいつもの悪ノリくらいにしか考えていなかった。それが今回のビリー・ヘリントン氏来日をきっかけに関連動画、関連記事を見ていくなかでどうやら少し考えを改めつつある。このブームは、一過性のものではないかもしれない。まだこの現象の正体について確信があるわけではないが、とりあえず思うままに書いてみたい。 ASCII.jp:歪みねぇ兄貴の強く生きる言葉、ニコニ国賓が来日 (1/3) ゲイポルノムービーを素材としたMAD動画、ガチムチパンツレスリングの歴史は意外に古い。ニコニコ動画上で最初に注目され、今や150万再生を超える兄貴動画の総本山が投稿されたのは2007年8月(一度削除されており、現存する動画は2007年9月30日の投稿)。 以来数多のMADが制作され、動画数3000本を超える一大ジャンルにまで成長している。いったい何故ここまで人気が継続してい
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