暑い夏に涼しげな思い出を作ってもらおうと、妖怪が待ち受ける電車で旅を楽しむ「妖怪電車」の運行が京都市で始まりました。 この「妖怪電車」は、京都市の中心部と観光地の嵐山を結ぶ「京福電鉄」が毎年、夏休みの期間に運行しています。 ことしは13日から運行が始まり、電車が出発する嵐山駅には家族連れや妖怪にふんした客などおよそ120人が集まり、妖怪が待ち受ける薄暗い電車に乗り込みました。 出発すると、動物の鳴き声や金属を切るような音が流れ、天井にぶら下げられたマネキンが揺れるなか、妖怪の「鬼ばば」や「犬神」などが車内を歩き回りました。 はじめはおもしろがっていた子どもたちも、妖怪が近づいてくると耐えきれずに泣き叫んだり、親の胸に顔をうずめたりしていました。 3歳の息子と乗車した京都市の男性は「子どもが妖怪に会いたいと言うので乗りましたが、案の定、泣いてしまいました。でも来年になったら怖さを忘れて、また