元ヤンという人たちがいる。 こういう人たちは「昔はワルくて(カタカナ表記がポイント)さぁ…」と昔の武勇伝を語る。 ワルなので武勇伝だ。間違っても「頭が悪かった」という話はしない。小数点の概念が高校卒業するまで理解できなかったとか自分の名前をローマ字で書けないとかじゃない。 こういう話は9割面白くない。しかし残りの1割が面白かったりするので自分もついつい聞いてしまう。 経験則からいえばこういう話は、飲み会の開始1時間程度で語られる時は面白くない話しか出てこない。 また「昔はワル」という話をする人がいまも悪そうだと「ああ、そうだろうね」ということになってしまうのでこれも興醒め。意外性がないとダメ。 真面目そうで、普段はそんな印象もない人が、何となくみんな話すことのなくなった深夜の居酒屋で、ふと沈黙を破って話す、 「もう時効だと思うんだけど」が至高である。その話が終わったあとで周囲が、 「それ時